大学の夏休みは1ヵ月半から2カ月くらい。
今まで体験したことのない長期休暇であり、
就職してからは、おそらく2度とない長期休暇です。
僕はそれが嫌だなーとずっと思っていました。
今日はそんな記事です。
目次
大学の夏休みは短い!過ごし方を決めた方がいい
2カ月も休みがあればだいたい何でもできます。
国内外を放浪できるし、
新しく何かを始めることもできます。
しかし、ぼんやりしていると時間はあっという間に過ぎて行きます。
遊んでても、何かを頑張っていても、何もせずにダラダラしていてもあっと言う間。
それは小中高で嫌というほど思い知っているでしょう。
恐ろしいことに人生って何も成長しなくても、何も変わらなくても、何も解決しなくても、
問答無用で物語(時間)が進んでいくんですね。
映画や漫画みたいに明確な成長や変化、挫折からの復活など、
劇的な要素が物語を進めるわけではありません。
だから、何もしていない人はあっという間に取り残されていきます。
ドラゴンボールで言えば、修行をしていようがしていまいがセルが現れて魔人ブウが現れる感じ。
その時表舞台で戦えるのはずっと修行し続けてきた悟空やベジータなど。
修行をしていないヤムチャは戦闘についてけずにフェードアウトしていきます。
しかし、現実世界での主人公は自分だからフェードアウトすることはできません。
いくら漫然と日々を過ごしても活躍の場が無くても、
物語は勝手に進んでいくから、そんな自分を生きるしかないのです。
つまり、何もしなくても生きていけるのが人生だけど、
その結果、
苦しい思いをしたり辛い目にあったり後悔しても全て自己責任ということです。
そんなわけで膨大な時間と体力を有する学生時代は言うなれば修行編、
特に自由度が増す長期休暇は学びの確変タイムと言えます。
夏休みをどう過ごすかは完全に自由。
それゆえにどう過ごすかを決めなければズルズルと流れていってしまう危険性があるのです。
大学の夏休みはぼっちだった【僕のケース】
偉そうに語っているけど、僕は流されるまま成長せずに育ってきた側です。
僕の大学時代の夏休みは、世界に自分一人だけになったような静けさに満ちていました。
特別嬉しいことも楽しいこともなければ、
特別苦しいことも悲しいこともなく、
誰かと遊ぶこともほとんどなく、
大学の友達と海やBBQ、旅行やお祭り、フェスやイベントなどに行ったことは4年間で一度もありませんでした。
まさに何もなかった青春、ランボーも真っ青。
図書館と家を往復して本を読み、ゲームをやって、意味もなく河原をマラソンする。
お盆くらいになって帰省してきた数少ない友達と、
銭湯に行ったりラーメンを食べるくらいが唯一の交流。
これを寂しいと思うか、虚しいと思うかはそれぞれですが、
反省点を挙げるとすれば人との交流が少なすぎたことです。
多くの人は学生時代に遊んだりアルバイトをする中で、
コミュニケーションの方法や人との付き合い方を学んでいきます。
そして、それがそのまま社会人としてのスキルになります。
これを培っていなかったツケは就職する頃になって回ってきました。
人付き合いとコミュニケーションは社会で生きていく上での基本スキル。
これがないと一気に選択肢が狭まるうえに、社会が生きづらい場所になります。
なぜなら、ほとんどの仕事は人との関係性の中で成り立っているからです。
人間関係は取引先や顧客とのやり取りにおいてはもちろんのこと、
社内で上司や同僚と一緒に仕事をするうえでも重要です。
向き不向き得意不得意は関係なく、持ってないと一気に難易度が上がる世界。
できなければあっと言う間に取り残されて孤立していきます。
学生時代に人付き合い方を学んでこなかった人は、
スパルタの叩きあげでコミュニケーション力を身につけるか、
馴染めないまま苦しみながら仕事をこなすか、
のどちらかになります。
だから学生時代の夏休みは「もっと人と交流しておくべきだったのでは?」という気持ちがあります。
海でウェイウェイしたり、フェスでオラついたり、
でかい声で喋りながら偉そうに街を闊歩して、充実していることをSNSでアピールする。
あえて嫌味のようにうがった例を挙げていますが、
一見(僕にとっては)しょうもなく見えるそんな交流の中にすら、学べることはたくさんあったのだと思います。
そして社会人と大きく違うことは失敗しても何も問題ないということ。
人間関係における失敗とは嫌われたり、憎まれたり、孤立すること。
学生時代であればそのコミュニティを離れればいいし、
相手と距離を置けばそれで終わりです。
しかし、社会ではそうはいきません。
同じ会社にいれば関係が冷え切っていても一緒に仕事をしなければいけないし、
嫌われてもその場にい続けなければいけません。
よく「学生時代にたくさん遊んでおけ」と言われるのは、
社会人になったら遊べなくなるから今のうちに楽しんでおきましょう、という意味ではなく、
たくさん失敗したり、傷ついたり、ぶつかり合ったりして、人間関係の経験値を積んでおきましょう、
という意図があったのです。
「遊ぶ」という経験は勉強したり、本を読むのと同じくらい重要です。
座学がインプットなら、遊ぶことはアウトプット(実践)の場。
しかし、そういう意味では遊んでいるだけもあまりよくはないんですね。
僕が「もっと遊んでおいた方がよかったのでは?」と思うのと同じくらいに、
「もっと真面目に勉強したり、本を読んでおけばよかった」と思う人もいるはずです。
遊びと学びのバランスが極端になっている夏休みの過ごし方は、後々どこかで歪みを生むのかもしれません。
遊びにしろ学びにしろ社会人になってしまうと、
がっつり時間を取れなくなるのがリアルな話。
だから学生時代の夏休みは何でもやっておいた方がいいと思います。
ちなみに、暗い青春を送っていたことに僕は後悔しているか?
実を言うとまったくしていないです。
何もしなかったゆえの「自分は空っぽな存在だ」という虚無感。
それでも動けない精神的な弱さと脆さ。
ぼんやりとした不安や危機感がモヤモヤ靄のように眼前に広がって、
そんな心境にならなければ響かなかった本や音楽との出会い、
そんな心境にならなければ考えなかった問題に向き合うことができたのは幸福だと思います。
そして、その消えない劣等感や欠乏感が今の自分の原動力になっているからです。
大学の夏休みのバイト、遊び、留学、旅行、読書について!ダラダラはNG
前の項で書きましたが、
大学の夏休みは遊びにしろ学びにしろ、何でもやっておいた方がいいです。
特に夢中になっていることがなかったり、自分には何もないと思っている人ほど、この過ごし方をオススメします。
学生時代は何をやっても学びになるので無駄なことはありませんが、
別に夏休みでなくてもできることは、優先順位を下げてもいいかもしれません。
例えばアルバイト。
「夏休みはバイトしかしていない」、
という極端な過ごし方はオススメできません。
「夏休みだからがっつり入ってよ」と社員に頼まれるかもしれませんが、
それは完全に会社の都合なのでスルーしてOK。
後々嫌でもアホみたいに働かなければいけない日が来るから、今の時間を大切にしましょう。
「稼げるよ」とかいう目先の甘言に騙されて、二度と来ない20代の学生時代の夏休みを会社に捧げる必要はありません。
GWや年末年始とは比べ物にならないほど長く、
講義や課題に追われることもない、
そんな長期休暇にしかできないことを考えて行動に移していきましょう。
ベタですが国内外を放浪したり、普段の日常では見ることのない書物や映画などに触れてみるのもいいと思います。
何かを0から始めて学んでいくのもいいかもしれませんね。
アラサーになって考える大学の夏休みの過ごし方
僕は紆余曲折あって現在はブログで生計を立てています。
そして、もしも大学時代に戻って夏休みを迎えるとしたら、
お金と労力と時間をブログに全投資すると思います。
ブログなら資金がなくても始められて失敗のリスクもない、
学生でも手が出しやすいビジネスだからです。
そして、会社に就職しなくていいような状態を作って、
2カ月と言わず、ずっと続く夏休みを得ようと考えます。
最近は若くても大金を稼いでいる人が激増しています。
そして、その流れは今後さらに顕著になって、
会社に就職するのは数ある選択肢の一つでしかなくなると思います。
仕事が苦痛なら、徐々に抜け出すべき。
終身雇用は終わり、今後はリストラが緩和され、その後は年金も崩壊する時代です。これは僕の予想ですが、大幅には間違っていないはず。つまり、今の若い世代は「たぶん、死ぬまで労働」という感じなので、つまらない仕事で消耗したら、消耗だけの人生になる— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2019年5月22日
会社という場所は『役割』をこなせる人には心地よい。けど、役割をこなせない人間にとっては最悪の場所だ。何度もミスをすると最終的に「もうやらなくて良いから」と役割を奪われ、舞台の上でポツンと立ってるだけの拷問と化す。
フリーランスは奪われない。ただし、役割は自分で探さなければならない
— クロネコ屋@ブログ×Youtube (@NINJAkusokuso) 2019年5月5日
僕は組織労働や会社員生活に向いていない性格をしています。
一昔前なら社会不適合者として扱われ、「甘えるな」と一蹴されるところですが、
そういった性格や考え方が個性として成立するような時代になってきているのを感じます。
そんなわけで学生として生活していて、
・このままダラダラと過ごすのは嫌だ、
・時間のふるいにかけられてヤムチャ化するのは避けたい、
・自分に何ができるか分からないから時間が欲しい、
・会社員にならずにやりたいことがたくさんある、
・立派な理想や目標はないけどとにかく働きたくない、
という人は夏休み~修行編~とでも称してブログを始めてみてはどうでしょうか?
もちろん、個人で始められる副業やビジネスは他にもたくさんありますが、
先ほど述べた理由から学生にはブログがオススメできること、
そして僕が教えられるのはブログを使った稼ぎ方なので、ここではブログを推しています。
こんにちは。
今の学生さん達はいろんな意味で大変だなと思います。
昔なら将来のことを考えて安定した会社に入ればいいと思って、
何の疑問も持たず毎日生活していましたが、
今は安定などというものは崩壊しどの道を選んでも先が見えません。
最終的に誰でも自分で稼ぐ力を身につけていかなければ、老後破産か犯罪者に・・・。
なのでやるべきことはブログビジネスをする。選択肢のない時代になってしまいました。
コメントありがとうございます!
今の学生は確かにハードモードですね。
そして、これまで以上にできる人とできない人の差が顕著になっていく時代だと思います。