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出世したくない、興味ないって若者が増えてるらしいので、理由や男性の心理について考えてみた

会社で出世したくない。

仕事は人並で十分。

そう答える人には欲がないのか、野心や向上心がないのか。

本当にそうなのでしょうか?

今回はそんな話です。

出世したくない、興味ないって若者が急増しているらしい

2019年4月に入社した新入社員を対象とした働き方に関するアンケートの結果、

仕事は「人並みで十分」と回答した人が過去最高の63.5%

人並み以上に働きたい」という人は過去最低の29%になったそうです。

(日本生産性本部と日本経済青年協議会が調査)

 

それまでは拮抗しながら年によっては入れ替わっていましたが、

2013年以降からは「人並みで十分」が増え続けて、今回でその差は歴然となりました。

さらに「どのポストまで昇進したいか」というアンケートに対しては、

どうでもよい」が増加傾向にあったそうです。

 

これは面白い結果ですね。

良い悪いの問題ではなく、若者の価値観が変わってきていることが分かります。

月曜日に仕事に行きたくないから山に逃げた話

2019年7月7日

出世したくない、興味ないという男性だらけになるのは正常

このまま行けば「人並みに以上に働きたい」は、数ある選択肢の一つでしかなくなると思います。

仕事をバリバリしている人はかっこいい、

いいポジションについて大金を稼ぐ人は凄い、

この考え方がおかしいわけではないし、価値観が変わることもないでしょう。

 

しかし、カッコよさってバリバリ働く以外にもあります。

お金を稼いでいる人だけが凄いわけではありません。

成功や幸せは決して地位や収入だけではありません。

その考え方は昔からあったはずですが、アンケート結果を見ると近年は特にその傾向が強くなっているのではないかと思いました。

 

だから、巷で言われている最近の若者は欲が無い向上心が足りないという見解は的外れ。

若者は欲も向上心も持っています。

ただ、それを向ける対象が仕事以外になっているかもしれないということです。

 

例えば、仕事は人並みな人でも趣味の充実には人並み以上の情熱をかけているかもしれません。

その場合、その人はプライベートの時間を確保するため定時に上がることに一生懸命なわけです。

しかし会社で働くことに情熱を持っている人から見れば、

「あいつはやる気がなくて自分本位だ」という風に見えるかもしれません。

そこで価値観のすれ違いが起こります。

 

上司「お前はもっと情熱を持って仕事に取り組まないと駄目だ!」

部下「はい…(なんで価値を感じない部分に情熱を注がなければいけないんだろう?)」

 

こんな感じでいくら力説してものれんに腕押し状態になります。

なんならその部下は情熱を持つことの大切さは言われなくても分かっています。

何の興味もやりがいも持てない分野に情熱を注ぐことの価値が見出せないだけなのです。

それは、野球選手に「サッカーで名を上げたいと思いますか?」と聞いて、

Noと返ってきた時に「君には欲と向上心が足りない」と説教するようなもの。

 

仕事は人並み程度でいいと答えた人が、

プライベートで人並み以上に熱意を持って取り組めることがあるなら、

それは出世よりも大切なことだと思います。

だから僕達はなんとなく幸せになるんだ

2019年6月24日

出世したくない、興味ないと答える人の理由

・責任や仕事が増えるから

・プライベートの時間が大切だから

・人間関係が大変そうだから

・出世したところでたかが知れているから

よく言われている理由はこんな感じでしょうか。

これらの理由も、単に若者が無気力になったとか野心が無いで片付けられるものではありません。

好きでやっているわけではない世界で、

ずっと競争し続ける消耗生活が嫌なだけだと思います。

 

例を挙げて考えてみましょう。

学生時代の受験戦争を思い出してみて下さい。

あの競争が、受験勉強が楽しかったですか?

受験が終わった後も競争し続けて、学問の世界で上を目指そうと思いましたか?

そんな人は決して多くはないでしょう。

勉強はあくまで進学するための手段、入試のために頑張っていた人がほとんどだったはずです。

 

仕事もこれと同じです。

バリバリ働いてステージを上げて、さらに熾烈な競争に飛び込んで戦い続けたいと思える人ばかりではありません。

働くのはあくまでお金を稼ぐ手段で、生活に困らない程度に稼げればそれでいいと考える人だっているはずです。

この人たちが根性無しかというと断じてそんなことはなく、

仕事以外の場に自分の戦場があるのだと思います。

戦場と書きましたが、情熱を注ぐことで自分が幸せを感じられる場所という意味です。

何がしたいかわからないまま人生が過ぎて、30代に突入する

2019年4月4日

まとめ

■出世に興味がない、どうでもいいと考えている若者が増えている

■若者の価値観は多様化している

■若者には欲も向上心もある(むしろ欲は強い気がします)

■仕事以外の場に価値を感じている人が多いのではないか

今いる会社で出世したとして、月収100万、200万貰えるようになるのか。

おそらく大半の人はそこまで貰うことはできないでしょう。

増えたとしてもたかが知れています。

そんな少しの出世のためにストレスが増えるのなら、

むしろほどほどでいいと考えるのは自然なことです。

 

会社での出世に魅力を感じる人が減ってきている現代では、

出世の弊害(対人ストレス、責任、激務)>出世の恩恵(給料UP、偉くなる)

になってしまうのも無理はありません。

それなら、出世すれば週休4日になるとか、残業しなくていいとかって条件にすれば、

みんなこぞって頑張り始めると思います。

 

仕事で成果を上げた人には、

お前が欲しいのは金か?時間か?

という感じで選択肢を与えて、仕事を頑張れば頑張るほど自分が欲しいものを手に入れられるようなシステムになれば最強ですね。

給料アップより週休の追加、

ボーナスを貰うよりまとまった有給休暇を貰える、

結果に対して各々の価値観に合った報酬が与えられる。

 

頑張ればお金が貰えるよ、偉くなれるよだけでは選択肢が少なすぎます。

それに加えて頑張ればプライベートの時間が増やせるよ、仕事が楽になっていくよ、

みたいに地位やお金以外のメリットを選ばせてくれる会社が出てくれば、人気が出るんじゃないでしょうか。

優秀な人にはたくさん働いてもらいたいはずなので、実現は難しいと思いますが…。

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