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休めないなら辞める!?夏休みが3日しかない友人の話

少し遅れたお盆休み。

それを愚痴るでもなく淡々と消化している公務員の友人と久しぶりに会いました。

蓮華寺の池を散歩しながら雑談。

安くて大盛りの雑な中華を食べて銭湯でダラダラ。

20代後半の社会人の夏休みについて。

仕事を辞めたいと思いながら行動に移せないことについて。

色々と話を聞きました。

夏休みが3日しかないのは普通なのか

公務員は休みが多くて楽。

そんな意見がある一方で、

まったく楽じゃない、残業も多いし休みもない。

という意見もあります。

 

地域によって、部署によって異なるというのが一般的かと思いますが、

公務員の休日は暦通りなので、夏休みは存在しないそうです(初めて知りました)。

ただ、有給休暇を取るのが一般的で「3日だけ休めた」というのが友人の夏休みでした。

たった3日…嘘だろ…!?

一応、上からは5日間ほど連続で休むのが推奨されていたそうですが、

実際には5日連続で休むなんて建前で、3日くらいしか休めない人が大半だったそうです。

 

世知辛いっすねぇ…。

そんな風に言いつつ、

やばいブラック企業と比べたら、3日休めるのはまだいい方なんだろうなー」と思って溜息はさらに深くなりました。

休みはいらない、毎日働きたい、

なんて言う僕には到底理解できない超人もいますが、

大半の人はいくら強がっても、理解のあるフリをしても、

たった3日間という、学生時代とは比べ物にならない一瞬の夏休みにゲンナリしているのではないかと思いました。

(昔僕がいた会社は夏休みが1週間ありましたが、それでも絶望していました)

「嫌なら辞めろ」と言われて本当に辞めた話をしようと思う

2019年7月26日

休みたい日に休めない現実

有給を連続して使うのがおかしいという風潮。

友人が勤めている役所では、5日間連続して有給を取ることが推奨されていたにも関わらず、それができない現実がありました。

その理由としては、

・連続して休んでいる人が少ないので、周りの目がある。

・5~7日も休んでしまうと仕事上困ることが多い。

こういったことが挙がりました。

 

バッカみたい!

と言いたい気持ちを飲み込んで、

実際、「確かにねー」と納得してしまう部分もあります。

皆があくせく働いている中、自分だけが悠々と長期連休を入れる後ろめたさと申し訳なさ。

実際に周囲の人が嫌味や愚痴を言ってくるかどうかではなく、

こちらが気を遣って空気を読まなければ…という暗黙の了解。

 

皆が頑張っているから自分も頑張ろうと思える。

ポジティブに捉えればそう考えることもできますが、

実際にはこの考え方は以下のようにも機能している現実があります。

皆が苦しんでいるから自分も苦しまなければいけない。

特に苦労している人や苦労してきた上司ほど、

無意識に「自分がこんなに喰らってきたんだから、お前らも同じように喰らうべきだ」と考える傾向が強いように思えます。

 

学生時代から徹底して刷り込まれてきた「みんな一緒主義」。

休みたい時に休めない、

有給を連続して取るのは非常識、

社会人になってからはマイナス方向で猛威を振るっていることがよく分かる例だと思いました。

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2019年7月4日

休めないなら辞めるという選択肢

たった3日しかない夏休みを友人はどう過ごしていたのか?

答えは簡単、どこにも出かけずにダラダラしていただけでした。

もちろん、近場に出かけたり人と会ったりはしていますが、

基本的には身体を休めることに充てられていたようです。

 

そもそも友人の休みは民間企業のお盆休みとズレていたので、周りの人は普通に仕事です。

どこか遠出をしようにも、弾丸で行ってきてすぐに仕事に戻るような忙しない休みは嫌だったそうです。

そんな状態で「さあ夏休みを楽しんでください」と言われても難しい話です。

 

そんなこんなで「もう辞めたい…」と話していた友人ですが、

意外なことに「別に休みが少ないこととか、仕事内容が嫌というわけではない」と続けました。

その最たる理由とは殺伐とした人間関係だったそうです。

はいきました、これね。

会社で感じるストレスのアンケートで毎回上位に来る「人間関係のストレス」。

 

いじめたりいじめられたり、イライラしたり、苦手意識があったり。

人間関係と言っても色々ありますが、

当事者でなくても、殺伐としたドロドロの人間関係を見たり、

重苦しい空気の中で仕事をすると、こちらまで気が滅入ってしまいます。

給料や業務内容に不満があるわけではないし、残業や少ない休日に苦しんでいるわけでもない。

たった一つ、人間関係が悪いだけで全てが嫌になってしまうのはよくあるケースです。

 

休めないから辞める」という意見は、単に余暇の時間が大切というだけでなく人間関係にも原因があると思います。

会社での人間関係が嫌で、業務中は誰にも心を開かずに何も期待しなくなる。

結果、休日が唯一の心休まる時間になるけどその休日が少なすぎる。

だから「休めないから辞めます」という考えに至る。

これは決して珍しいケースではないでしょう。

 

それじゃあ仕事を辞められるかと言うと、そんなに簡単に辞められないのが社会です。

や、実際には辞めるのは簡単です。

辞表を提出して「辞めます」と言えばいいだけです。

しかし、

辞めていくことに対する周囲の視線。

辞めることで生じる面倒な手続きや後処理。

辞めた後の生活や将来のこと。

考えるだけでも億劫になってくる諸々の面倒事が、強力なブレーキになるのです。

 

ただ、会社を辞めた僕の実感として、

不満や苦痛を抱えたままそこにい続けることはオススメしません。

転職でも起業でも在宅ワークでも何でもいいので、勇気を出して行動を起こすことが大切だと思います。

安易に辞めろとは言えませんが、

少ない休日を頼りにして、ストレスにさらされて働き続ける生活に疑問を投げかけないのも残酷な気がするからです。

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2019年7月7日

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