「正直ネットない時代の方がよかったよね」
友達としばしばそんな話をしますが、
手放しにイエスとは言えないのが正直なところです。
なぜなら、スマホもSNSも滅茶苦茶便利なので。
ただ、それでもスマホ依存のような、ネットやソシャゲを楽しむというより、
振り回されて消耗していると感じることも多々あるわけです。
そこで今回は「スマホ断食」と称して、
近所の棚田と巨大なシイの木を見に行ってきたわけであります。
・スマホ依存に苦しんでいる時は機内モードにして外に出よう
・価値観が他人からの評価、流行り物至上主義になる危険性
・スマホ断食は半日くらいでいい
スマホ断食して旅をしてみた
千框の棚田(上倉沢棚田)
千框(せんがまち)の棚田は静岡県菊川市の倉沢地方にあります。
すでに刈り取られていますが、綺麗な景色です。
スマホに依存している人は自身が依存していることに自覚的な人が多いです。
スマホ依存で苦しいけど、どうしても見てしまう、見ないと不安になってしまう。
そんな「やめたいけどやめられない状態」です。
特に掲示板やツイッターなど情報の流れが早いところでは、
更新情報を逐一チェックしなければ気が済まない、
寝る前に布団で情報を追いかけないと不安で眠れない、
という状態になりがちです。
友達が多い人のスマホは、LINEがひっきりなしになり続けています。
着信音に振り回されながらその都度舌打ちしたり、ため息をついたり。
楽しそうにしている姿はあまり見たことがありません。
そんな人に話を聞いてみたところ、
LINEが来るのは面倒くさいけど、来なければ来ないでソワソワしたり落ち込んだりしてしまうそうです。
そういう人はスマホ断食をしても「メッセージが来てるんじゃないか」と気になって、精神をすり減らしてしまうんですね。
だから重度のスマホ依存者にスマホ断食は逆効果になる恐れがあります。
いきなり1週間、1ヶ月と断食するのではなく、最初は半日くらいから始めるのがオススメです。
そしてスマホ断食をした際は、いつもと違うことをしたりどこかに出かけるのがオススメです。
スマホ断食した時に出かけるおすすめスポットは?
僕の答えは当然ながら「自然があるところ」です。
都会に住んでいるのであれば、本を1冊持って公園に行くでもOK。
のんびりと散歩して疲れたらベンチに座って本を開く。
そうしているだけでかなりリラックスすることができます。
安田の大シイ
「安田の大シイ」は静岡県島田市大代安田にある巨大なシイの木です。
同じく島田市金谷にある熊野神社の大クスノキと川を挟んで争っていて、
その争いに怒った殿様が「喧嘩なら川の向こうでやれ」と川の流れを変えてしまった、
という逸話があります。
この木が「インスタで映えるか?」とか「twitterでバズるか?」なんてどうでもよくて、
自分が面白いと思ったことを調べて、自分が見たいと思った景色を見るだけ。
他者からの評価を排除してやりたいことや見たいものを探すのが、スマホ依存症を抜け出す一つの方法です。
スマホ依存者には自分の価値観が他者の価値観に支配されてしまっているような人がいます。
ネット上で評価されているものは良いもの。
ネット上で多くの人が賛同している意見は正しい。
行き過ぎると、ネットで評判や評価を調べてからでないと選べない、
食べる物も、聴く音楽も、遊ぶ場所も、遊び方も、考え方も、全てスマホ依存。
それが良いか悪いかは分からないけど、個人的な意見として僕はそんな生き方は嫌です。
流行り廃り、古い新しいではなく、自分が良いと思ったものを選び取っていく。
それが誰にも評価されなくても、ダサいと思われてもお構いなし。
僕はスマホ断食をしたら自分の心の声に耳を傾けて感受性のチューニングをします。
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