飲み会はくだらない、行く必要はないと考えている僕ですが、
どうしても断れなかったり、半ば強引に引きずられるように連れていかれてしまうことがあります。
そして、そんな状況は誰にでもあると思います。
今回は、飲み会が楽しくない理由と参加した時に後悔しないための対策を考えていきます。
目次
飲み会が楽しくない理由
そもそも飲み会を必要ないと感じる人の多くは、その理由を「楽しくないから」に結論付けていると思います。
確かにそうなんです。
・上司にへこへこ気を遣って、
・無茶ぶりや無理やりで一発芸や面白トークを求められたり、
・セクハラやパワハラまがいの質問攻めの後に嘲笑の的にされたり、
・まったく馴染めないノリで大盛り上がりされたり、
・話し相手がいなくて枝豆を口に運ぶマシーンと化したり、
飲み会の席って友達同士で遊ぶのとは違って恐ろしいほど社会的な場所なんですね。
それゆえにコミュニケーション能力が求められるし、気を遣うから疲れるし、
溶け込めなかったり、孤立すれば退屈と気まずさで憂鬱になるし、
飲み会に楽しさを求めるのがそもそもの間違いなのです。
飲み会を楽しもう、日頃の息抜きをしようと思っていざ席に着くと、
くだらないルールや空気を読む力、皆に合わせて盛り上がらなければいけない圧力のギャップに苦しみます。
だから、飲み会は全然無礼講じゃなくて、社会人としてのマナーや常識をオフの日常に落とし込んでコミュニケーションを円滑に進める能力に変換しなければいけない場所なんです。
業務中は話せるけどいざ飲みの席になったら何を話せばいいか分からない、全然会話が弾まない。
そんな人は飲みの席で「仕事」というテーマが無くなってるんだから、話のタネが無くなるのは当たり前です。
飲み会では高度でテクニカルなアドリブ力が要求されていることに気づいた方がいいです。
「飲み会が楽しくない」を攻略する(大学、会社でも使えます)
飲み会が楽しい場所ではないことを述べたところで、
ここからは飲み会に参加しなければいけなくなった時の攻略法を考えていきます。
お酌とか上座とか、
目上の人よりグラスを下げて乾杯するとか、
翌日にお礼のメールを送るとか、
クソみたいなしょうもないルールを言うつもりはまったくありません。
飲み会は楽しむ場ではないと心得る
楽しむのではなく、こちらが楽しませる。
場を盛り上げるのが苦手なら、せめて隣に座った人を楽しませる。
飲み会はトークやコミュニケーションの修行、勉強、特訓の場所。
そんな風に割り切って試合に向かうアスリートの気持ちで飲み会に向かいましょう。
特に重要なのは嫌々向かったり受動的な気持ちで席に着くのではなく、
能動的に経験値を稼ぎに行こう、練習しようという気持ちになること。
それだけで意識がだいぶ変わります。
どの席に座るかはかなり重要
しょうもない愚痴や説教、昔話をダラダラされる人の隣には座らないようにしましょう。
座ってしまったらトイレなどを理由にその場を離れて別の島に行きましょう。
ベストは尊敬している人、優れた人格者など学ぶところが多い人の隣に座ることです。
そうしたら媚びたりゴマをするのではなく、とにかく相手から話を引き出しましょう。
そして疑問や質問をぶつけまくって知識と情報を盗みましょう。
繰り返し言いますが、媚びを売るのとは根本から目的が違います。
相手に評価されようとか認められたいではなく、ただただ知識を吸収するために相手を利用するのです。
席を移動する渡り鳥になる
大人数での飲み会では数人のグループが出来上がり島になります。
実質は皆と交流というよりは、その島での集団コミュニケーションになるのです。
そして、どの飲み会にも渡り鳥のように色んな島を回っている人がいますが、目指すのはそれです。
せっかく色んな人が集まってるんだから、いつもと同じメンバーで話すだけ、気心の知れた人たちだけで固まっている、というのはもったいないです。
自分が凄いと思っている相手や、普段は緊張して離せないような相手、まったく話したことのない知らない人に話しかけましょう。
これは訓練です。
自分の島を離れるのは勇気がいるし、別の島に行くのも勇気がいるし、自分から話を振るのも勇気がいります。
だから飲みの席では渡り鳥をしない人の方が一般的でしょう。
しかし、あえてやりましょう。
渡り鳥になりましょう。
飲み会を仕事、学びの場と割り切ったのなら、自分の利益のために貪欲に動きましょう。
僕が思う飲み会における最大のメリットは、3つ目に述べた「渡り鳥作戦」です。
これはコミュケーションの勉強になるし、度胸が試されるので結果はどうであれ色んな席を渡り歩いた事実が自信になります。
そして何より普段話せないような人から学びを得る最大のチャンスです。
まとめ
・自分が楽しくないという気持ちはそのままにして、いかに場を楽しくするかに目標をシフトする
・渡り鳥になってなるべく多くの人と交流する
・自分が楽しむことを放棄した対価として、知識の吸収と経験値稼ぎはしっかりさせてもらう
…やっぱり飲み会には行きたくないですね。
僕は飲み会を、皆の前で行う「歌のテスト」や「プレゼンテーション」のような、そんな緊張感のあるイベントに位置付けています。
強制参加だからと受動的に嫌々参加すれば、
・早く終わらないかなーと退屈したり
・孤立して気まずくて憂鬱になったり
・嫌な絡みやうざいノリに馴染めなくてイライラしたり
どこまでも「自分が楽しめない」という、エンターテイメントに参加しているお客目線になってしまいます。
飲み会なんて楽しいものじゃないし、楽しめないとか楽しもうとかではなく、自分が楽しませるくらいの気合いがないと成立しません。
そんな気張らず気楽に楽しめる人の方が多いと思いますが、内向的な性格の僕にそれはあまりにもハードルが高いことでした。
だから基本スタンスは飲み会に出ない。
どうしても出る場合は目当ての人物がいたりメリットがある場合と、強制参加になってしまった場合。
参加したからにはコミュニケーションの練習場所として利用させてもらって、学びと経験値を稼がせてもらいます。
その代わりに場を楽しませようとするし、隣人を楽しませようと出来る限りの努力をします。
飲み会にはそんな心構えで参加すればいいと思います。
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