『ゴッホの星空 フィンセントはねむれない』の感想、レビューとか

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炎の画家として知られるフィンセント・ファン・ゴッホ…の絵本

ゴッホの絵を紹介する子ど向けの本はたくさんありますが、

物語としてゴッホを紹介している絵本は珍しいと思ったので購入しました。

 

細かい事件や絵画史的な意義とかは置いといて、

感受性豊かな一人の少年の成長を追った伝記絵本として楽しめたので紹介します。

『ゴッホの星空 フィンセントはねむれない』の基本情報とあらすじ

書名:ゴッホの星空 フィンセントはねむれない
著者:バーブ・ローゼンストック 文 / メアリー・グランプレ 絵 / なかがわちひろ 訳
出版月:2018年11月28日
出版社:ほるぷ出版
定価:本体1,700円+税

バーブ・ローゼンストック 
アメリカ・シカゴで生まれる。大学卒業後、企業のマーケティング部門で働いたのち、教師を経て児童文学作家になる。主にノンフィクションの作品を書いている。現在はシカゴ郊外に在住

メアリー・グランプレ 
アメリカ版「ハリー・ポッター」シリーズの挿絵や、児童文学の装画を手がけている。『にぎやかなえのぐばこ カンディンスキーのうたう色たち』(ほるぷ出版)でコルデコット賞オナーを受賞。現在は、アメリカのフロリダ州に在住

なかがわちひろ 
中川千尋。絵本作家、翻訳家。翻訳作品として『にぎやかなえのぐばこ カンディンスキーのうたう色たち』(ほるぷ出版)など多数。創作絵本や童話では、「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)、『天使のかいかた』(日本絵本賞読者賞/理論社)、『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(第47回野間児童文芸賞受賞/偕成社)などがある

(「BOOK」データベースより)

小さいころから夢中になると、まわりが見えなくなってしまうフィンセント。
その情熱は、絵をかくことでさらに加速し、およそ10年の短い画家生活のなかで、約900点もの油絵をのこしました。
自分が信じる道を突き進み、20世紀の芸術家達に大きな影響をあたえた、フィンセント・ファン・ゴッホの物語。

『ゴッホの星空 フィンセントはねむれない』はこんな人におすすめ

フィンセント・ファン・ゴッホ「真夜中のカフェテラス」(1888年)

ゴッホに興味がある人

この絵本はゴッホに興味があって、彼がどんな人物だったのか知りたい人にオススメできます。

ただ、実際の作品は載ってないので彼の絵が見たい人は要注意。

・ゴッホが画家になるまでどんな人生を送ってきたのか

・画家になってからどんな絵を描いたのか

といったことを超簡単に知れる内容になっています。

印象派やジャポニズムとの出会い、ゴーギャンとの関係、テオとの兄弟愛などを知りたい場合は、

しっかりした解説本や画集、『ゴッホの手紙』などを読んだ方がいいです。

何かに取り組んでいる人

 

「いま、ぼくは 星空の絵を かきたくて たまらない」-妹ヴィルへの手紙(1888年9月)

 

趣味でも夢でも何かに取り組んでいれば、どうしてもモチベーションが下がる日はあります。

それは上手くいかない現実だったり、外野の声だったり、忙しない日常だったり。

ゴッホの場合はどうだったか。

簡単です。

「絵が好きで、絵を描きたい」

原点に立ち返ることをこの絵本は教えてくれます。

学校や会社など社会に居場所を感じられない人

ゴッホが絵に向かう姿勢は逃避とも取れます。

何をやっても上手くいかず、人と仲良くすることができず、

眠れない夜を何度も乗り越えて、すがるように絵を描く。

 

今、自分が置かれている環境に居場所を感じられない人は、

夢中になれるものを見つけて没頭するという解決策があります。

どうしようもない時は、逃げたっていいじゃないですか。

『ゴッホの星空 フィンセントはねむれない』の3つの見所

フィンセント・ファン・ゴッホ「ローヌ川の星月夜」(1888年)

詩的な文章で綴られる物語

フィンセントを 毛布のように くるむのは、
サファイア色の 夜の空。
そして またたく 星たち。

夜の闇を思わせる静かな雰囲気と、絵画のようなイラスト、そして短めの詩的な文章。

作品では1ページごとの文章は短いですが、1つ1つの言葉が詩的な輝きを持って瞬いています。

音読しても楽しいし、どのページから読んでも物語に入り込めます。

内面にスポットライトを当てているので登場人物は少なめ

作中にはゴーギャンやタンギー爺さん、医師ガシェなどは出てきません。

弟のテオも最初に名前が出て、画面奥に小さく顔が写り込んでいる程度です。

この物語ではゴッホが何を感じたのか、何をやろうとしたのかにスポットライトが当たっており、

第三者目線で語られていく文章が、後半数ページはゴッホ自身の声になっています。

星月夜に吸い込まれるように内面へ内面へと向かっていくのです。

「ねむれない」というキーワード

作中では「フィンセントはねむれません」が重要なキーワードになっています。

なかなか寝付けない「眠れない夜」は、子どもでも大人でも誰もが一度は経験したことがあると思います。

明日が楽しみでワクワクして眠れなかったり、

大事な日の前日に緊張と恐怖で眠れなかったり、

上手くいかないことが続いて不安で眠れなかったり、

楽しいことに夢中になって眠れなかったり、

喜びでも悲しみでも、大きく感情が揺れている時に人は眠れなくなってしまうものです。

それでは、フィンセントはなぜ眠れなかったのか?

その時その時の彼の感情に注目しながら読み進めていくと、物語をより一層楽しむことができます。

『ゴッホの星空 フィンセントはねむれない』の感想

フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」(1889年)

ゴッホが夜の絵を描くようになったのは必然だったのかもしれない。

この絵本を読んだ時、僕はそのように考えました。

歴史的背景とか絵の方向性の変化が関係しているのはもちろんだと思いますが、

もっと単純に「一人の画家の探求心と好奇心が星空に向かった」という視点は、

ゴッホが絵を描き続けたコアの部分だと思っているからです。

 

人生上手くいかないことだらけで、誰かと仲良くなっても最後にはいつも滅茶苦茶になってしまうことは、

ゴッホにとって辛くて悲しいことだったに違いありません。

しかし、絵を描くことが好きという部分は、

眠れない夜に外に飛び出していたという少年時代から何も変わっていないし、どこにも行ってなかったのだろうと思いました。

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