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在宅勤務の孤独と息抜きの雑記

コロナの影響で在宅ワークへの関心はかつてないほどに高まっています。

在宅系の仕事やフリーランスに興味を持った人もいれば、

会社側が試験的にテレワークへの移行を進めているところもあるでしょう。

 

在宅ワークの大きな特徴と言えば、自分を律することができないと無限にサボれてしまうということ。

逆に責任感の強い人は休まずに作業し続けて、目を傷めたり腰を壊すこともあります。

サボり過ぎるのは問題ですが、休まないというのもまた問題。

そんなわけで、今回は「たまにはサボってゆっくり息抜きしましょう」ということで、色々書いていきます。

在宅勤務で孤独を加速させる

この記事を書くに至った経緯として、僕自身が最近サボりまくっていることが挙げられます。

数日前のこと。

いつものようにPCを持ってマクドナルドに行ったのですが、

物凄い数の学生が席を占領していて座ることができなかったんですね。

春休み、学校休校、公共施設の閉鎖やイベントの中止。

色々重なって暇を持て余した学生が押し寄せているのでしょう。

コロナ問題で人混みが怖いこともあったので、結局僕は自宅に引きこもって作業することに決めました。

 

しかし、いくら作業するといっても一日中記事を書いているわけではないので、

息抜きのためにゲーム(stardew valley)を購入しました。

これが、悪魔的に面白かったんです。

スターデューバレーは、田舎に越してきた主人公が畑を耕したり動物を育てたりするシミュレーションRPGゲーム。

オンラインプレイができるので友達と通話しながらまったりのんびりとスローライフを送っていると、

いつの間にか深夜2時3時を回っているなんてこともしばしば。

ゲームが面白すぎるせいで現実の生活習慣が狂ってしまいました。

畑仕事をしたり、釣りをしたり、洞窟を探検したり、村の人と交流したり、

ゲーム内が忙しすぎて現実が全て後回しになってしまったのです。

スローライフを送りたい

スターデューバレーの主人公はせわしない都会での生活に疲れて田舎にやってきました。

ありがちな設定かもしれませんが、同じように自分も現実でスローライフを送りたくなってきてしまうんですね。

そんなことを言えば、ゲームに影響されなくたって普段からスローライフに憧れてる人って大勢いるんじゃないでしょうか。

しかし、実際に行動を起こすのはためらわれる、家庭や仕事のことを考えると容易に動けない、という人がほとんどでしょう。

ぼんやりとした憧れはたゆたう雲のように流れ消え、また現れたりなんかしながら、

ゆっくりゆっくりと、いつまでも手が届くことなく時間と共に流れていきます。

 

実は今回の本題はここから。

「たまにはサボってゆっくり息抜きしましょう」のコンセプトで紹介したいのはゲームでなく、「スローライフへの憧れ」の気持ちの遊ばせ方

もっと言うと、実際には今の生活を投げ出せない人、在宅勤務でPCに向かい続ける生活を送っている人、

そんな人たちがせめて気持ちだけでもゆったり過ごすためのコンテンツ紹介です。

【究極の在宅ワーカー】ターシャ・テューダー

ターシャ・テューダーはアメリカの絵本作家。

57歳の時に静かな田舎町に移り住み、園芸や畑仕事をしながら多くの絵本を制作しました。

1972年、57歳の時に思う存分庭造りをするためにバーモント州南部の小さな町はずれマールボロに移り住み、19世紀頃の開拓時代スタイルのスローライフな生活を営んだ。およそ30万坪の広大な土地に、家具職人である長男セスはターシャの希望する年季の入った古びた家になるように18世紀の工法を研究し、たった1人で家を造り上げた。家と庭の一帯を「コーギー・コテージ」と呼び、電気や水道等、近代設備は最小限に留め暖炉とベッドとロッキングチェアー、薪オーブンがあるような質素な室内と古い道具を使う昔ながらの生活を実践した。

wikipedia「ターシャ・テューダー」

ターシャの家庭では夏はロウソクの元に集まり、冬は暖炉を囲んで、

家族みんなでお気に入りの詩を朗読しあうという習慣があったそうです。

そんなひだまりの記憶の中から、ターシャが好きだった詩を集めて挿絵をつけたのがこちらの本↓

本の中では抒情的なスケッチ風のイラストと共に、

マザーグース、『宝島』で有名なスティーブンソン、シェイクスピア、

その他多数の詩人や作家の詩が紹介されており、そのページ数はなんと100ページを超えます。

僕はこの本を図書館で借りたのですが、あまりに良かったのでその後に購入しました。

エミリーディキンソンの詩、生涯、成功について−自宅から眺めた世界−

2019年6月13日

【スローライフを送る求道者】ヘンリー・D・ソロー

ヘンリー・デイヴィッド・ソローはアメリカの思想家。

ウォールデン湖のほとりに小屋を建て、2年以上に渡り自給自足生活をしながら思索を深めたという異色の経歴の持ち主です。

森での生活は、その後『ウォールデン 森の生活』として1854年に出版。

100年以上経った現在でも絶大な人気を誇っています。

(先に紹介したターシャもソローから大きな影響を受けています)

 

ここで紹介してるのは、ゆるいイラストと文章でソローの思想や森での生活を分かりやすく解説している本。

ソローがどんな生活をしていたのか詳しく知るためには、岩波書店から出ている『ウォールデン 森の生活』を読むことをオススメしますが、そちらはとにかく難しいです。

分厚いうえに内容が抽象的だったり難解だったり、活字慣れしていない人には苦行になるおそれがあります。

導入として、エッセンスとしてソローの考え方を吸収したいのであれば、ここで紹介する漫画版で大丈夫かと思いました。

椅子に腰かけてコーヒーでも飲みながら、ゆっくりとソローの生活を覗いてみましょう。

【放浪者】奥田民生の音楽

奥田民生さんほど自由とかスローライフが似合う人は中々いないと思います。

ゆったりしたテンポ、ビートルズっぽいシンプルな音作り、絶妙にゆるくてポップ過ぎないメロディ。

引き算の妙技というか、余白の美学というか、飽きが来ないどころか聞けば聞くほど心地よくなっていく音楽と言えますね。

奥田民生を垂れ流しにしながら青春18きっぷの歴代ポスター集の本をパラパラめくれば、

翌日はあてもなくどこか遠くへ出かけようかな」という気持ちが湧き上がってきます。

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