どうも、ブログ屋の渡辺(@mitearukuhito)です。
今回は夏に登った粟ヶ岳のハイキング記録になります。
・きつい山道
・遠州七不思議「無間の井戸」、巨大磐座について
・山頂に作られたカフェ
目次
粟ヶ岳ハイキング(登山)
粟ヶ岳は掛川市にある標高532Mの山。
山頂には車で行くことができますが、今回は歩きで登っていきます。
駐車場と登山口は「東山いっぷく処」が目印
↑歩きで粟ヶ岳に登る場合はふもとの「東山いっぷく処」に車を停めることができます。
売店にはちょっとしたお土産と飲み物、あとトイレがあります。
↑駐車場は建物から少し離れたところに。
周囲には登山道の案内看板が出ているのでそれに沿って登っていきましょう。
粟ヶ岳で一番きついのは序盤の茶畑
↑まだまだ登り始めの段階でも景色が綺麗。
↑道なりに登っていくと茶畑エリアに入ります。
ここが粟ヶ岳で最もきつい箇所でした。
・傾斜がえぐい
・日陰がなくて暑い
・道がコンクリートで足への負担が大きい
写真だと分かりにくいけど、ここの傾斜は本当にえげつないです…。
↑振り返ると絶景。
しかし空には怪しい雲が…。
↑道中は看板が出ているので迷うことはありません。
ただこの部分だけ少し分かりにくいので注意が必要です。
(正解は左のきつそうな道)
山道はわりと楽
↑茶畑を抜けると土の道。
↑この辺からは空気がひんやりして涼しいです。
↑急な坂と階段ですが、茶畑エリアよりは楽です。
↑道がやや狭いので滑落に注意。
↑倒れそうな古木。
そばにある石には小枝で今日の日付が作られてありました。
↑ここには数年前まで無間山観音寺がありました。
当時から廃寺になっていましたが、お堂がいつ壊されたのかは分かりません。
巨大磐座(いわくら)
無間山観音寺には、つくと大金持になれるという鐘があったそうです。
そのためお寺には連日、欲深い人たちが押し寄せました。
鐘をつくだけで大金持ち…。
しかし上手い話には裏があって、現世で大金持ちになった人は来世で無間地獄に落ちるという代償があったのです。
※無間地獄とは8つある地獄のうちで一番苦しいところ。絶え間なく地獄の責め苦が続くそうです。
↑ところで、こちらに見える苔のむした巨大な岩群。
ここにある岩と岩の隙間の奥は地獄に繋がっていると言われています。
↑話が繋がってきましたね。
無間山観音寺の鐘をつきに来た人が、その足でここの岩間に転落して即地獄行きという事故が多発したのです。
来世どころか現世で地獄行き、金持ちにすらなれないのは気の毒な話です。
↑岩の裂け目は今でも立入禁止。
石を投げ込んだり足を踏み入れたりすると神罰が下ると言われています。
岩の裂け目の奥の奥、そのまた奥はいまだ知る人ぞ無しなのです。
↑巨石群が地獄へのゲートと考えられたのはおそらく神仏習合以降の時代(それ以前の神道に地獄の概念はないから)。
巨石群自体はずっと昔から存在していた古代祭祀跡だったと考えられます。
そしてこのような岩を、神道では信仰対象として磐座(いわくら)と呼びます。
遠州七不思議「無間の井戸」・阿波々神社・山頂
↑山頂にある阿波々神社は西暦736年に創建された歴史ある神社。
読み方は「あわなみ」ではなく「あわわ」。
祀られてる神様へのドジっ子イメージが拭えません。
↑話を戻しまして、無間山観音寺の金持ちになれる鐘について。
欲望のままに鐘をつきにくる人が押し寄せて、鐘をつきまくるわ事故を起こしまくるわでてんやわんや。
心を痛めた住職はついに鐘を井戸の中に捨ててしまいました。
その井戸こそが、遠州七不思議になっている「無間の井戸」です。
↑あれ…思ったより浅い(-_-;)
埋められた井戸はまるで直火のBBQ跡。
立てられた石に歴史を感じます。
↑分かりにくいですが、無間の井戸の裏側には道が続いています。
↑奥に進むと頂上の看板。
正式にはこの地点が粟ヶ岳の頂上だったんですね。
言われなければ分からないし眺めもありませんが、きっちり登頂した感があって嬉しかったです。
粟ヶ岳の山頂カフェ「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス」
↑2019年に作られた展望テラスとカフェ。
営業時間は10時~16時で月曜定休です。
テラス自体はいつでも入れるので夜景や星空を見に来る人も多そうですね。
↑雨が降りそうだったのと時間が遅かったこともあってテラスはガラガラ。
強烈な緑を独占することができました。
↑目下には茶畑と牧之原台地、奥には島田の市街が見えます。
↑真下は道路になっていて、山頂まで車で来ることができます。
↑カフェはお洒落ですが入りにくい雰囲気はありません。
↑登頂の仕上げに山盛りのかき氷を流し込んでフィニッシュ!
帰り道では雨が降り出してきたのでダッシュで下山しました。
今回の散歩は以上となります。
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