重いタイトルっすね…。
前の記事からの振れ幅よ。
(エド・スタフォードの名言、サバイバルの10の法則がカッコよすぎる)
今回は眠れない夜に月と対話するような、
なんてそんなメルヘンじゃないけど、いくらか未来を好きになるような話にしたいです。
目次
フリーターのままで何が悪い
フリーターのままで何が悪いって喧嘩腰な時点ですでに余裕がありませんね。
本当は怖くてたまらないというのが本音でしょう。
長いことフリーターとニートを往復してた僕に言わせてもらうなら、
フリーター・ニートに憂いのない日は無いですよ。
遊んでても、飯食ってても、気晴らしに銭湯入っても、
心の奥のどっかにいつも、ぼんやりと不安が残ってるんです。
気楽に前向きに過ごせるメンタルがあるなら、
その人は何でもできるし、どこでもやっていけます。
そういう人は、とにかくなんとかなるもんです。
かと言って、僕みたいに内向的な人が無理に前向きに振る舞うのはオススメしません。
深層心理が「前向きに振る舞ってるってことは、本当は前向きじゃないのか」ということに気づいて副作用が出るからです。
パニックの時に「落ち着け落ち着け」と言い聞かせて効果が無いのと同じですね。
それじゃあ内向的な人が精神の安寧を得るためにはどうすればいいか?
答えは簡単、就職すればいいだけです。
や、待ってください、分かってます!
それが出来ない or したくないから現状があるわけですよね。
僕もそうでした。
「自由じゃないなら何にもなりたくない」と小学生の頃から思い続けてるくらいの筋金入りです。
フリーター生活の不安は無限沸き設定
フリーターのままで「これが解消されれば完全究極体になれるのに」という条件。
それは精神の自由を得ることです。
精神の自由とは漠然とした不安や恐怖が解消された状態のこと。
でもその実現は不可能ではないかと思います。
仏教的な話になってくるけど、
不安・恐怖は空腹感や眠気のように何度でも襲ってくるからです。
いくら解消してもその時、その環境での何らかの苦しみが生じてくるのです。
だから、今フリーターをしてて人生苦しいと思っている人がいるなら、
正社員になったとしても人生苦しいと感じるでしょう。
フリーター生活の不安の正体はお化け!?
僕らが不安になるのは、不安の正体をぼんやりとしか捉えていないからです。
実体を把握できていないのにそれを解消しようとするから、「何をどうすればいいんだ?」となってしまうわけです。
だから不安や恐怖は「お化け」と同じです。
姿形が見えなくて対処のしようがないから、余計不安になるのです。
だからと言ってそこから目を逸らしたり、考えないようにするのは根本的な解決になりません。
多くの人は心配事や悩みがあるとき、気晴らしのために遊んだり、出かけたり、買い物をします。
もちろん、そういった息抜きは時には必要です。
しかし不安や恐怖と向き合うのが嫌でその場しのぎをしていると、
心の奥底では「こんなことしてる場合じゃないって分かってるよな?」という声が聞こえています。
仮に心の底から楽しんでも、帰宅すればすぐに不安が蘇ってきます。
世の中リフレッシュして「よーし頑張ろう」って人ばかりじゃないんです。
フリーター生活の不安と戦う
【自分の中の悪魔と戦うワーク】
紙とエンピツを用意します。
漠然とした不安や恐怖をできる限り具体的に書き出して、その正体を炙り出しましょう。
すると不安や恐怖はひとつの気持ちではなく、様々な問題が混ざり合って出来ていることが分かります。
そして、すぐに解消できるものは解消していきましょう。
解消できないものがあったらそのままにしておきましょう。
「自分はこれを恐れているのか」と認識できただけでも大丈夫です。
例
・お金に困っている ⇒ お金を稼げばいい ⇒ バイトを増やす、バイト以外に収入源を作る
・ずっとアルバイトをしなければいけない ⇒ 貯金があればいい ⇒ バイト以外に収入源を作る
・世間体が悪い ⇒ 割り切る、割り切れないなら就職、でなければ我慢
・孤独 ⇒ 友達を作る、孤独でしかできないことをする
・禿げそう ⇒ 今は何も起きてない、杞憂だ
・このままでいいのか? ⇒ 就職でも副業でも趣味でも何でもいいからアクションを起こす
・取り組んでることで結果が出ないかもしれない ⇒ 出ないかもしれないけど出るかもしれない、気にしても仕方ない
・
・
フリーター生活の不安は解消するものではない
悩みやすい人って、その性格はたぶんずっと治らないと思います。
だから悩みやすい性格を治そうとするのはナンセンス。
「火の中に入っても熱く感じないようになろう」と努力するくらい無駄なことです。
では、それでも火の中に入らなければいけない時どうすればいいのか?
答えは簡単です。
変えることのできない体質を変えようとするより、
耐熱スーツを着たり、消化器を持って行ったり…
人間が火に弱いことを考慮して対策を講じればいいのです。
これを不安や恐怖との向き合い方に置き換えるとどうなるか?
まずは、自分がすぐ不安になってしまう性格だということを知って認めましょう。
そして不安になった時は「不安を解消しなければ…」ではなく、
「不安を感じた、それじゃあどうしよう」と考えることが大切です。
箇条書きして可視化させるのも、不安と向き合う方法の一つです。
そして、不安になるのは仕方のないこと(変えることのできないこと)だと割り切って、
そのうえで自分にできることを淡々と行えばいいのです。
例えば…
フリーター生活の不安との向き合い方
【スピーチを控える心配性な人の場合】
「スピーチやりたくない、緊張する怖い」不安が生じている
「僕は心配性だから、スピーチのことを考えただけで不安になってしまう」自分を認める
「やっぱり不安になった。これは本番での失敗を恐れていることから来る不安だ」不安の可視化
「この不安は消えない。なら失敗しないように準備を万全にして考えられるアクシデントを想定しておこう」どうすればいいかを考える
「不安だ。だから練習を繰り返そう」やるべきことに取り組む
どうでしょうか?
この人は最初、不安という感情にしか目を向けていませんでした。
しかし、何に不安を感じているのかを知りそれを受け入れることで、
途中から不安は不安のままに、とにかくスピーチの練習に集中していきます。
不安が消えたわけではありません、しかしこの人は不安を克服したのです。
将来が不安で眠れないフリーターの夜
不安や恐怖って解決法が分からなかったり、すぐには解決できない場合の方が多いです。
だから解消しようとするのではなく、知るだけでOKなんです。
大切なのは不安の正体を知ったうえで「今やりたいこと、できること、必要なこと」に取り組んでいくことです。
「先行きの見えないフリーター生活が不安」
そんなのは当たり前です。
会社員だって不安だし、学生だって不安だし、
世の中生きてて不安じゃない人の方が少ないですよ。
ただ、不安だと言ってるだけじゃ何も変わらないので、
それが嫌なら何らかのアクションを起こすしかないんですね。
メンタルはそうやって強くなっていきます。
メンタルが強い人は不安や恐怖を感じていない、
逆境でワクワクしてるんじゃないかと思われがちですが、
ほとんどの人はしっかりとプレッシャーを感じています。
ただ、その気持ちに振り回されないのと扱いが上手なだけなんですね。
まとめ
■自分が何に不安や恐怖を感じているのか知る
■不安や恐怖は無理に解消しなくていい
■不安や恐怖を抱えたまま問題に向き合う
結論:変えられること変えられないことの区別をつけて、変えられることを変えていく
悩んだり苦しんだりするのは、そういう性格なんだからこの先もずっと続きます。
簡単に消せなくてすぐに沸き起こるなら、もうその気持ちを抱えたまんま道を進んでいけばいいと思います。
「自分はビビりで心配性で内向的だ」
そんな性格であることを認めるのは不本意かもしれません。
でも自覚して受け入れることで、少しだけ生きやすくなります。
つまり、ニートやフリーターの不安や恐怖感って消せない(変えられない)ものなんです。
雨が降ってるからって、天候は人の力でコントロールできないじゃないですか。
だから、そこに悩んで時間割くよりさっさと傘をさして長靴履いて外に飛び出しましょう!
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