僕は月間50万PVを超えるサイトを運営していますが、
もちろん最初からPVを集められたわけではありません。
1日のPV数が20くらいの時期が何か月も続いて、
滞在時間8秒、離脱率95%といった数字に絶望しながら、
試行錯誤を続ける日々がありました。
今回はそんな僕が培ってきたSEO対策を、ブログ初心者に向けて紹介したいと思います。
目次
ブログを検索上位に上げる方法~テクニック編~
SEO対策とは?「売れないラーメン屋」で考える
SEO対策が必要です。
SEOが分からない方はまずこちらの記事をどうぞ。
「サイトに人を集めるなら面白い記事を書けばいいんでしょ?」
そんな風に思っていた時期が僕にもありました。
話題になりそうなニュースやネタを集めて記事にする。
面白い、役に立ちそうな情報を分かりやすくまとめる。
しかし、サイトに人が集まることはありませんでした。
興味を持たれそうな記事ネタを集める。
読者の役に立つ情報をまとめる。
間違ってはいません、やることは間違ってはいません。
ただそれ以上に大切な、前提として必要なテクニックであるSEO対策をしていなかったのが全ての原因でした。
例えばラーメン屋を思い浮かべてみて下さい。
巷にあるどんな店よりも美味しくて、
サービスは隅々まで行き届いています。
店主には向上心があって、ランチサービスや新メニューの開発にも余念がありません。
しかし、そのラーメン屋にはお客さんがまったく来ません。
絶望的に立地が悪かったからです。
山奥のひっそりとした場所にぽつんと一軒。
そこにラーメン屋があることは誰も知らないし、そもそも人が通らない。
「そんなところに店を出すのが悪い」という正論は置いといて、
その場所でラーメン屋を繁盛させるにはどうすればいいのか?
答えは一つ、そこにお店があることを知ってもらうために宣伝することです。
これはブログにおいてもまったく同じことが言えます。
作られたばかりのブログは立地の悪い場所に建てられたラーメン屋と同じです。
そんなブログがあるなんて誰も知りません(Googleですら)。
話題性のあるニュースやネタをまとめてきても、
面白い文章を書いたり、お役立ち情報を分かりやすくまとめても、
それは「ひたすら美味しいラーメンを作る」のと同じ対策です。
前提としてお店があることを知ってもらえなければ、
いくら美味しいラーメンを作っていても駅前のチェーン店にボロ負けするのです。
つまりSEO対策とはラーメン屋が宣伝活動をするのと同じこと。
サイトを検索結果の上位に表示させて、サイトの存在を知ってもらうテクニックになります。
それができて初めて味で勝負できる段階に入ります。
サイトにおける「味」とはコンテンツの面白さ、お役立ち度、クオリティなどなど。
そこで不味いラーメンを作っていれば、当然客は離れていきます。
検索上位に表示させるにはキーワードを含んだタイトル&見出しが超重要
もう少し具体的なSEOテクニックを教えてください。
色んな本やサイトが口を酸っぱくして述べている「キーワード」の重要性。
まずはこちらをご覧ください↓
↑「SEO対策 方法」というキーワードで検索すると、このような結果になりました。
上位表示されている記事にはいずれも「SEO対策 方法」のキーワードが含まれていますね。
近年では記事の内容や検索キーワードが意図する意味のキーワードでも上位表示される傾向になってきていますが、
そのままのキーワードを含んだタイトル付けをするのは、やはり強力で効果的なSEO対策となります。
仮に上位表示されてる記事より役に立つ記事があっても、
記事のタイトルが ”記事を上位表示させる方法” となっていたら、
「SEO対策 方法」というキーワードでは上位に表示されない可能性があります。
※その場合「上位表示 方法」というキーワードで上位表示される可能性があります。
タイトルと同様に記事中の見出しにもキーワードを含めることが大切です。
例えば「SEO対策 方法」でトップに表示されているサイトの場合はこんな見出しになっていました。
見出しは単なる文章の区切りや目次ではありません。
キーワードを含めることでSEO対策にもなります(最もSEO対策効果があるのはタイトル)。
画像の記事では全ての見出しにキーワードが含まれているわけではありませんが、
大きな見出し(1、2、3といった番号)にはしっかりと「SEO対策」というキーワードが含まれていますね。
ここから予測できるこの記事の狙っているキーワードは「SEO対策」。
複合キーワードとして「SEO対策 とは」、「SEO対策 方法」を狙っていたことが考えられます。
↑こちらは関連キーワードを探すことができる「goodkeyword」というサイト。
便利なのでブックマークしておきましょう。
※グッドキーワードはラッコキーワードに統合されました!
ラッコキーワードはこちら!
「goodkeywordに出てくる関連キーワードを全て網羅すれば大量アクセスが見込めるんじゃないか?」
そう思うかもしれませんが二兎を追う者はなんとやらという話。
1つの記事で狙うのは1つのキーワード(1語+関連キーワード)にしましょう。
理由としてはキーワードを詰め込み過ぎると、Googleの検索エンジンが混乱してしまうから。
例えば「SEO対策とは!?方法と費用、おすすめの本と会社を紹介します!」
というタイトルにすると、かなり散らかったタイトルになります。
必然的に情報量も多くなるので、読者も読むのが面倒になるうえ求めている情報を見つけるのが大変になります。
結果、Googleはより利便性と専門性の高そうな記事を、つまり1つのキーワードに特化している記事を上位表示させるわけです。
関連キーワードを網羅してもいいのは、あくまで記事の内容に一貫性がある場合です。
なお、キーワードは記事の出発点だと考えてください。
書きたいことからキーワードを探すのではなく、よく検索されているキーワードから書くことを決めましょう。
どんなにいい情報やネタでも、キーワードとしての検索需要が無ければ人が集まらないからです(その情報に辿り着けない)。
狙うキーワードは1語以上がいいです。
例えば「野球」というキーワードだけで検索上位を取るのはほぼ不可能です。
「野球 社会人 始め方」とか「野球 試合 いつ」のように、2~3語からなるひとまとまりのキーワードで1つの記事を書く感じです。
ブログを検索上位に上げる方法~マインド編~
SEO対策だけでなく読者目線での配慮が大切
しかし滞在時間が短いようです。
ページからもすぐに離脱されてしまいます。
人に読まれる記事を書くにはどうすればいいのでしょうか?
だからといって大ボリュームの長編記事を書いても読んでもらえません。
読者の利便性を考えながら、必要な情報や知識を分かりやすく伝えることが大切です。
文章を楽しく読ませるためにストーリーや具体的な事例を取り上げながら書くのはいいことですが、
読者はエッセイや物語が読みたいわけではありません。
国語のテストのように大切なこと、伝えたいことが文中に隠れていたら読者にとって面倒な文章になってしまいます。
それに何より、大半の読者は文章を読みたくありません。
「うまい、やすい、はやい」
これは吉野家のキャッチコピーですが、ブログにも似たような利便性が求められています。
例えば…
「手っ取り早く、簡単に、得したい」
ぱっと出しましたが、読者はこういう条件を記事に求めていると理解して下さい。
そこから逆算して記事の構成や工夫を考えてみましょう。
・いきなり結論、答えを書いてもOK。
・一文一文は短く分かりやすく、難しい表現や単語は使わない。
・箇条書きや枠線で囲ったり、図や画像を使って要点を分かりやすくする
SEO対策を意識し過ぎると、論文のような長文を書いてしまう人も少なくありません。
キーワードを欲張り過ぎて一貫性のない記事になってしまう人もいます。
これは真面目で一生懸命な人ほど陥りやすい状態です。
もう一歩踏み込んで考えたいのは、この記事をどんな人がどんな時に読んでいるのかということ。
仕事終わりの疲れた状態でソファに寝転がりながらスマホで、
出かけ先のちょっとした空き時間にベンチで、
さぁ勉強するぞ!と意気込んでページを開いてくれたならともかく、
軽い気持ちでページに辿り着いた人は長文なんて読みたくないのです。
逆にどうしても長文になってしまった、必要最低限に削っても文章が長くなってしまうという場合は、
タイトルと冒頭の掴みに全てを賭けましょう。
タイトルを見た瞬間に「おっ」と思わせるような、
冒頭の数行を読んだ時に「面白そうだ…!」と思わせるような、
そんな掴みができればある程度の長文でも読んでもらうことができます。
もちろん、それにも限度があって1万字は多すぎる印象。
SEO対策と合わせて考えるなら最低限必要な文字数は1500~2000字前後、
長文を読ませたいなら多くても4000~5000字くらいが完読してもらえる限界だと思います。
逆に「1万字でも10万字でも読ませることができるぜ!」って人は文才あるので、そのテクニックを僕に教えてください。
文章表現技法はたくさんの書籍が出ていますが、さらっと読めて一生モノのスキルが身につくオススメ本はこちらです。
まとめ
・記事を上位表示させたいならSEO対策をする。
・重要なSEO対策はキーワードを含んだタイトルと見出し
・上位表示されて初めて記事の内容で勝負できる
・記事を読んでもらうためには読者目線での配慮が大切
記事を上位表示させるのはテクニックの部分。
慣れと試行錯誤で上達していきます。
記事を読んでもらうのはどれだけ読者に寄り添えるか。
SEO対策のために一定量の文字数はキープしつつ(1500~2000文字)、
分かりやすく、手っ取り早く、簡単に、知識や情報を手に入れられるような記事を書きましょう。
ちなみにここまでの文字数は4200文字くらい。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
内容には自信があります。
文字数も負けていません!