今回は、
大学で友達がいない、
薄い人間関係に辟易して自分から離れた、
やりたいことがあって友達を作っている暇がなかった、
そういった人たち向けの記事になります。
目次
大学でずっと一人、ぼっちだった
10代20代のほとんどをぼっちで過ごしてきた僕から言わせてもらうと、
世の中には孤独を活かせる人と活かせない人がいます。
だから、この記事の結論と目的は「それなら孤独を活かせる人になりましょう」です。
孤独を活かすためには、自分にとっての孤独が何であるかを知らなければいけません。
ここからは、孤独を活かせずに現実から目を背けているだけだった僕が、
意識的に孤独を活かそうとするようになった経緯を話していこうと思います。
あえて孤独を選んでいると思いたかった時期
孤独は自らを鍛える時期。
そんな言葉を励みに読書や体力作りに励んでいたのは、斎藤孝さんの『孤独のチカラ』に出会ってからでした。
いきなり答え出すんかいwww
と聞こえてきそうですが、それがすんなり自分の中に入ったかと言えばそうもいかず、
擦られまくった孤独論は僕のケースに当てはまりませんでした。
というのも、上述したような巷に出回っている孤独論は、
いきなり孤独を肯定されて、孤独をいかに充実させるか、孤独をいかに楽しむか、孤独な時期にどれだけ自分を成長させるかにフォーカスを当てているのです。
つまりもっと根本的な問題、自分はなぜ孤独になってしまったのか、どうして孤独なのか?という部分に寄り添えていないのです。
言ってしまえば斎藤さんの意見は強者の論。
熱い志と向上心を持っている人があえて群れを離れるという「孤高」に寄り添っているのです。
もちろん、そういった考えを否定するわけではありません。
『孤独のチカラ』を読んだ当時の僕は大変な刺激を受けました。
「皆が遊んでいる間に、僕は草を刈る孤独で自分の心を耕すんだ」と青々しくイキっていました。
しかし、本当は分かっていました。
お前、孤独を選んでるんじゃなくて人とコミュニケーション取れないだけだよね?
ということに。
その部分を見ようとしていなかったから、
僕の孤独は、人と上手く付き合えないことを正当化するためのカモフラージュでしかなかったのです。
現在はこの心理を言語化できますが、
当時は薄々分かりつつも、自分自身を騙していたように思えます。
だから、どれだけ孤独を肯定してもどれだけ鍛えても、
何かぼんやりとした不安のようなものが、ずっと胸中に渦巻いていました。
結果的にたくさん本を読むことで、そういった心理に気づき向き合うことができたので、
『孤独のチカラ』に書かれていた強者の論は正しかったと言えるのかもしれません。
ただ、それにしても遠回りをしたなーというのが実感としてあります。
孤独に向き合うとはどういうこと?
孤独な時期に自らを鍛え、掘り下げ、見つめなおす、これ大いに結構です。
そういった目的を持って群れを離れることには意味があります。
では、意図せず孤独になってしまった人は孤独にどう向き合えばいいのでしょうか。
自分で選んだ孤独でない場合は、そこに苦しみや劣等感が生じている可能性があります。
だから、まずやるべきことは、なりたくてなったわけではない孤独に慣れようとすることではありません。
・どうして孤独になってしまったのか。
・原因をそのままにしておいて自分は幸福でいられるか、今後困ることはないか。
・その答えに沿って孤独に居つくのか脱するのか判断を下す。
こんな風に自分にとっての孤独が何なのかを探っていきましょう。
そして、孤独でいいと思ったなら孤独な時間を通して自分が何をしたいのか、どうなりたいのかをイメージしてそこに向かいます。
孤独が嫌だと思ったなら、孤独を脱する努力が必要になります。
注意点としては、それが単なる見栄や虚栄心に起因していないか確認することです。
孤独な人だと周りに思われたくないから、
人とつるんで自分を大きく見せたいから、
人と遊ぶことしか楽しみがないから、
そういった他人の目や評価、空っぽな自分をごまかそうとすることが理由なら、
その人にはむしろ孤独な時間が必要だと言えます。
大学でぼっちはつらい?
ここまでで、自分の孤独を分析して、
孤独に生きるか、孤独を脱するかを決めたかと思います。
そんなんどうでもいいじゃんと思うかもしれませんが、
個人的にここをハッキリさせるのは物凄く重要だと思っています。
本心では孤独になりたくないと思っているのに、
人が怖いから、人付き合いが苦手だからという理由で孤独を選ぶのはただの逃げでしかありません。
そんな孤独の人がするべき努力は、コミュニケーション能力の強化になります。
逆に群れるのは性に合わない、一人でいる方が楽しいと本心から思っているのなら、
その生き方を貫き通すための努力をするべきです。
なぜなら特殊なルートを選ばない限り、
学生時代が終わればほとんどの人は就職して、
そこでの人間関係に苦しむようになるからです。
会社も公務員も、ほとんどの仕事は人間関係の上で成り立っています。
性に合わないとか一人の方がいい、という言は通用しません。
できなければ「できない人」レッテルを貼られるだけです。
最悪、いじめられたり切り捨てられるなどして無常に放り出されます。
そして、全てはそうやって生きてきた自分の責任になります。
どのような選択をするにせよ、
最低限のコミュニケーション、人付き合いはできた方がいいということが分かったと思うので、
次項からぼっちのスペシャリストである僕が体得した、ぼっちでもすぐにできる最強のコミュニケーション術を紹介します。
大学でぼっちを回避する最強のコミュニケーション術
ここではずっと孤独に生きてきた僕が体感として学び、叩きあげで身につけ、
最低限社会に居場所を作れるようになったコミュニケーションの方法を紹介します。
この方法はあらゆるタイプのぼっちに対応できるように、
誰でも、すぐに、簡単にできてかつ効果的、そして普遍性があると思って選びました。
ぼっち回避講座~心構え編~
■挨拶をしっかりしよう
おはようございます、お疲れ様です、お先に失礼します。
当たり前中の当たり前、まずは挨拶をしっかりしましょう。
できるだけ大きな声で明るいトーンで、
相手が驚こうが笑われようが愚直に挨拶をしましょう。
そして返事をしましょう。
人に呼ばれた時や何かを教わった時、
分かったのか分かってないのか、はいでも何でもいいから返事をしましょう。
必要な時にはお礼をいいましょう、謝りましょう。
人に何かをしてもらったときは素直にお礼を言いましょう。
ミスをしたり迷惑をかけた時は謝罪しましょう。
これはバイト先や教授とのやり取りだけではありません。
友だち同士はもちろん、後輩にも同じです。
■誠実であろう
物事にはいつも真面目に一生懸命取り組みましょう。
人が面倒くさがったり嫌がるような仕事を積極的に引き受けましょう。
黙して語らず、ただただ真面目に一生懸命取り組みましょう。
巧みな会話術なんて二の次です。
■ウソをつかない
こんなことを言ったら嫌われるんじゃないか、
この程度のことを分かっていないと恥をかくんじゃないか、
そんな気持ちがよぎり咄嗟にウソをついてしまうことは誰にでもあります。
しかし、保身や見栄のためにウソをつくのはもうやめましょう。
人は想像以上に人のウソに気づいています。
気付いていながら、相応の対応をしてきます。
だからウソをつくのはやめましょう。
ぼっち回避講座~技術編~
■質問にはおうむ返し
↑の心構えができていれば、少しずつでもこちらに話しかけてくれる人が出てきます。
そうなった時に愛想よくできない、気のきいた会話ができない、
そうなって落ち込む人もいます。
そこで使えるテクニックがおうむ返しです。
「どんな音楽が好きなの?」
と聞かれれば、自分の答えを言った後にすぐに相手の好きな音楽を聞きましょう。
「休日に何してるの?」
と聞かれれば、同じように相手の休日について聞きましょう。
そんな風に自分が自分が~ではなく、相手に喋らせる方向に持っていくにはおうむ返しが一番です。
■相手の答えや意見に興味を持とう
相手が話し始めたら、色々と質問していきましょう。
「それってどういうことですか?」
「もっと詳しく教えてもらえますか?」
という風に話を広げたり掘り下げていきましょう。
注意点は、相手の話を肯定はすれど否定はしない、ということです。
仮にまったく同意できない意見だったり、
不快な話をされたらとりあえず相槌だけでも打っておきましょう。
■相手(グループ、コミュニティ、特定の個人)に依存しない
この人しか味方はいない、
こんな自分を受け入れてくれるコミュニティは他にない、
このグループで嫌われたらお終いだ、
まったくそんなことはありません。
自分の居場所はどこにでも作れるし、
自分の理解者になってくれる人はいくらでもいます。
そこが全てのように錯覚するとそれは依存になってしまうので危険です。
もしも相手と合わない、グループのノリが苦手、付き合うことに疲れてしまった、
そうなったら距離を置いたり、いっそグループを離れてしまってもいいです。
ぼっちにできる仕事ってあるの?
様々な経験を経て、
それでも自分には孤独が合っている、
あまり人と関わらずに自分のやりたいことを追及したい、
そんな風に思っている人に生きやすい社会はあるのでしょうか?
あります!
僕自身、ぼっちとして生きてきて、
ぼっちであることを考えて、人とコミュニケーションを取るようになって、
それでもやはり自分には孤独な時間が必要だと思いました。
そして、その生活は一般的な会社員では実現できないことも分かりました。
そして、仕事を辞めてニートになってフリーターになって…、
なんて色々やっている内にブログで生計を立てるようになっていました。
今孤独な人もこれから孤独を選ぶ人も、
「我慢しながら会社員をする」しか将来の道が見えないのはつまらないことだと思います。
そこでといっては何ですが、そんな自由人気質の人に向けた選択肢の一つとして、
僕は「ブログで生計を立てる」を提案します。
なぜブログが学生にオススメできるのか。
学生は自由に使える時間が多くて、作業量でごり押しできるからです。
この強みを活かさない手はありません。
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