今回は夜の孤独感との向き合い方を考えていきます。
結論から言うと、夜の孤独感は解消されません。
しかし、多くの人は孤独感を遠ざけようとしたり解消しようと試みます。
扱い方を覚えたり自分の役に立てようとはしません。
これは非常にもったいないこと。
なぜなら孤独感は炎と同じだからです。
炎は正しく使えば非常に便利だけど、使い方を誤れば自分を傷つけて破滅させることもあります。
孤独感もこれと同じです。
そして、人の心に灯る孤独感は一生消えません。
だったら、怖がって遠ざけるよりも使い方を覚えて活用した方がいいに決まっています。
この記事は夜の孤独感と仲良くなって、孤独を味わい尽くすことを目的としています。
夜の孤独感を解消する必要はない
人と交流したり、グループやコミュニティに属することは非常に大切です。
なぜなら共感力を鍛えたり、様々な価値観を知ることができるからです。
同様に、孤独もまた自分を成長させてくれる大切な時間と言えます。
特に思索に沈潜する時には孤独と夜が相性抜群。
夜になると変なテンションになったり、
普段は考えないようなことを考えたり、
翌朝恥ずかしくなるくらいロマンチストになったり、
ずっと忘れていた記憶を思い出してセンチになったりします。
昼間であればこの感性にはブレーキがかかります。
他人の顔色を窺ってバランスを取ったり、周囲の意見に流されたり、忙しなくてそんなことを考えてる暇がないからです。
しかし、夜に一人になれば自分だけの世界にとことん浸ることができます。
「そんな独りよがりでは痛いヤツになってしまう」
「極端な考え方が身について自己中になる」
という意見もあるかもしれませんが、そんな人にはケリを入れてやりましょう。
昼間、社会で死ぬほど妥協して周りに合わせて生きているんだから
真夜中過ぎの1時間くらいは好き放題考えさせてくれって話です。
例えば、僕は眠れない夜に急にイライラしてくることがあります。
「よく考えたら俺は何も悪くないじゃないか…!」
「アイツのあの時の行為、許せん…!」
そう思っても実際に復讐はしません。
ただ、嫌いだった上司を何べんもぶん殴ったり、
気にくわない奴をとことん苦しめた末に地獄に送ったり、
頭の中ではおぞましいほどの大事件が何度も起こっています。
これは健全ではないかもしれません。
しかし一人の時ですら、自分の頭の中ですら、
「そんな酷いことを考えてはいけない」、
「こんなことを考えてしまう自分はダメな奴だ」、
と自己嫌悪になってしまう方がよっぽど不健全だと思います。
もしも孤独な夜に様々な感情が湧き上がってきたら、
その感情から逃げずにとことん考え抜いて、正直な気持ちをぶちまけてみることをオススメします。
頭の中で考えてもいいし、ノートに書きなぐるのも効果的です。
そうしている内に考え疲れて何も思いつかなくなった時、
頭の中は嵐の後のようにひっそりと静まり返り、思索を次のステージへと進めてくれます。
夜の孤独感に泣く暇はない
夜に孤独感を感じると思わず人に連絡を取ってしまう。
これはまったく悪いことではありませんが、
一人だからこそ普段はやらないこと、やれないことを考えてみるのも一興です。
本を読む
最後に活字の本を読み切ったのはいつか覚えていますか?
意外なことに、何年も本を読んでいないという人は大勢います。
それは社会人になって本を読む暇や気力が無くなったという人。
空いてる時間はソシャゲや漫画しか楽しめないという人。
これだけ娯楽が豊富な現代で、あえて読書に時間を割く人は減ってきていると思います。
だからこそ、孤独感に押しつぶされそうな夜には読書することをオススメします。
活字慣れしていない人にオススメの1冊はこちら↓
生配信を見る
夜の孤独感を紛らわすためにスマホをいじる人は多いと思います。
そんな時に是非試してもらいたいのが、深夜にやっている生配信を見ることです。
ニコ生のまったく無名の人が行っている配信でもいいし、
普通に深夜ラジオでもいいです。
その感覚は孤独だと思っていた夜にも仲間がいたという安心感。
それは決して群れることではなく、今現実に孤独に過ごしている人がいるということを一方的に知る喜びです。
散歩する
このブログでは深夜徘徊の記事を多く投稿しています。
散歩には多くのメリットがありますが、単純に楽しいというのが本音の部分。
夜の散歩が孤独を解消してくれることはないけど、
孤独を楽しいと思わせてくれる効果はあると思います。
組み合わせる
上記の方法を全て組み合わせた孤独な夜のフルコースです。
1冊の本を持って、散歩に出る。
散歩をしながらラジオや生配信を聞く。
ファミレスやマックに入って本を読む。
明け方近くに帰宅する。
一度ハマると、夜散歩に適した時期には孤独な夜が待ち遠しくなります。
夜の孤独感~まとめ~
・夜の孤独感が消えることはない
・夜の孤独感は利用できる
・孤独な夜にまで空気を読んだり、遠慮する必要はない
・孤独な夜に味わい深くなることはたくさんある
孤独な夜には悲しみや寂しさだけではなく、
謎の不安や焦燥感があったりもします。
しかし、矛盾するようですがそんな夜を楽しんでいる自分もいます。
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