「ブログの記事は量より質なんでしょうか?」
こんな質問を受けることがありますが、答えは決まっています。
ブログ記事はとにかく量が大事(特に初心者の内は)。
でも薄っぺらい記事を量産するくらいなら、頻度を落としてでも質を上げた方がいい。
これに尽きます。
しかし、真面目な人ほどこれが呪縛となって苦しむことになります。
今回はその辺について語っていきます。
質にこだわる以前に圧倒的に量が足りない
「薄い記事を量産するくらいなら、頻度を落としてでも質重視で行った方がいいんですね」
待って下さい。
それでは量が足りなくなります。
大作を書くには経験値が足りな過ぎます。
何事においてもまずは量をこなして実力をつけることが大切です。
初心者がいきなりホワイトアルバムとかアビーロードみたいな後期のビートルズ感出してんじゃねーよって話です。
ブログを始めたての初心者なんて後期どころかクオリーメン(ビートルズの前身)にすらなれていません。
華やかに現れたように見えるビートルズでも、そこに至るまでには「とにかく量、経験」という時期がありました。
異国の地の小さなクラブで毎晩6時間以上演奏していた下積み時代があったんです。
もちろん、6時間の練習にダラダラ取り組むくらいだったら、集中して取り組む1時間の練習の方がいいです。
けど、集中して取り組む週1の練習と集中して取り組む週6の練習では、
どうしても量の差が出てくるんですね。
一生懸命走るにしても、毎日走らない方より毎日走ってる方が目的地に到着するのは早いに決まっています。
だから、記事の投稿頻度を落として質を重視すると、
結果が出るまでに時間がかかるので挫折してしまうのです。
惰性や手抜きでやらないことを前提として、記事の量産には大きなメリットがあります。
・量をこなせば洗練されていく
・量をこなせばまぐれ当たりが来る
・量をこなせば習慣化する
例えば、週刊連載している漫画家の画力が数年で爆上がりするのは、毎週の締め切りに追われて絵を描きまくるからです。
誌面に載るものだから当然手抜きはできない、けどパーフェクトに仕上げている時間はない。
そんな状態で脇目も振らずに描きまくれば嫌でも画力が上がります。
ブログの記事もそれと同じで、SEOとかキーワード選定の情報を漁って机上で勉強するよりも、
最低限の知識を詰め込んだら後は実践しまくって身体で覚えていく方が手っ取り早いです。
そして、量をこなしていれば時々はまぐれ当たりが来ます。
そのまぐれを分析して再現性を持たせることができればコツを掴んだも同然です。
記事の量産をしていれば、それが習慣になるので執筆への心理的抵抗感や面倒臭さも少なくなっていきます。
記事の質は60点くらいで十分
「結局は質のいい記事を量産しなければいけない」
確かにそうですが、真面目な人ほど良質=100点だと考えます。
100点の記事って運動で言うなら全力疾走です。
短距離走ならそれでもいいかもしれませんが、ブログはそれでは続きません。
巷ではブログは100記事投稿しろと言われますが、100記事ってすぐに書けるものではないです。
1日1記事頑張っても3ヵ月以上はかかります。
これって結構な長距離走だと思いませんか。
3ヵ月間全力疾走し続けられる人なんていないから、100点の記事を毎日投稿し続けるのは常識的ではありません。
マラソン選手がなるべく同じペースで走り続けるように、
ブログも適度な速度で走り続けた方が挫折しにくいです。
しかし、ブログを始めたばかりの人は入れ込んだ状態になりがちです。
やる気に満ちた顔で「絶対やりますよ!」と言って、クラウチングスタートでいきなり全力疾走します。
ブログを始めた人のほとんどが1~3ヵ月で挫折する理由はここにあります。
「それじゃあ60点って具体的にどれくらいなんですか?」
それくらい自分で考えろ!!!
と言いたいところですが、僕が考える60点の記事は以下のポイントを押さえているかになります。
・その記事を読む価値(メリット)を即答できる
・その記事で狙っているキーワードを即答できる
・最低限の体裁を整えている(適度な文字数、読みやすい文章になっているかなど)
ブログに必要な最低限の文字数はだいたい1500字~2000字。
読みやすい文章は「議題⇒結論⇒理由」の順に書けばそれっぽくなります。
誰でも簡単に使える文章の型は以下の記事で紹介しているので、興味があれば参考にして下さい。
まとめ
・記事は量が大事(特に初心者)
・質が落ちるなら量産しなくていい
・100点記事の量産は無理なので60点記事の量産を目指す
質の高い記事を書きましょうと言われると、どうしても量産は難しくなります。
しかし、結果を出す為にはどうしても記事の量産が必要になります。
真面目な人はそこで質の高い記事を量産しようとして挫折します。
その完璧主義は必要ありません。
量産するのが苦でないクオリティの記事を量産できれば上出来です。
最初は60点すら取れないかもしれませんがそれでいいと思います。
数日、数ヶ月サボっても問題ありません(再開すればいいだけです)。
そんな感じで100日間くらいは頑張ってみましょう。
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