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コロナ不況の対策は「今まで通り」を捨てること

成長や進化を指して「一皮むけた」と言ったりします。

その語源はおそらく生物の脱皮から。

ザリガニやトカゲが体力を消費してリスクを負いながら古い体を脱ぎ捨てるのは、そうしなければ成長できないから。

同じように、人間も成長するためには「今まで通り」を捨てる必要があると思います。

コロナ不況の対策

色んなところで、これから大きな不況が来ると聞きます。

新型コロナウイルスの感染拡大が世界に拡大し、WHO(世界保健機関)が「パンデミック」と表明したことで、世界は新しいステージに入ったと言っていいだろう。

ニューヨーク株式市場では、価格が一定程度変動した際に取引を強制的に停止させるサーキットブレーカーがこの1週間の間に2度も作動するなど株価は大暴落し、実体経済にも大きな影響が出始めている。リーマンショック時の金融不安、東日本大震災のときのようなリアル経済のパニックが同時に襲い掛かっている。

30年ぶり暴落に映る「コロナ恐慌」最悪シナリオ(東洋経済オンライン)

株価の大暴落と言われてもいまいちピンと来ませんが、

経済への大打撃という意味でなら、あらゆるところに悪影響が出ていることは素人目にも分かります。

観光業は壊滅状態だろうし、バス、ホテル、イベント会社なども大赤字。

学校が閉鎖されても生産を止めることが難しい野菜や牛乳などは、いったいどれだけの廃棄が出ているのでしょうか。

 

他人事に書いていますが、ブログ業界にもいつどんな影響が来るかは分かりません。

企業が広告費を削り出せばアフィリエイターは悲鳴を上げるし、

逆に不況の時にこそ広告に力を入れてくるのでは?という予想もできます。

今どれだけ調子が良くても「これから何が起こっても不思議はない」と覚悟しておく必要がありそうですね。

 

言ってみれば、世の中が不況になるのはマリオカートやスマブラで障害の多いコース(ステージ)が来たようなもの。

「このコース(ステージ)は難しいから嫌だ…」

と文句を言っても仕方ありません。

その環境に適応して最善手を探すしかないのです。

環境を把握して意識的に変わる

僕は学生時代にテニスをやっていましたが、

テニスは練習での「いつも通り」を出せることがまずないスポーツなんですね。

それはメンタル的な問題もありますが、一番の要因になるのは環境の変化です。

風の強さ、光の加減、向き、コートの感触、ボールの硬さなど。

環境が変われば「いつも通り」が出せなくなるのは当たり前のことなのに、

環境に適応することよりも「いつも通り」を出すことに必死になってしまう人が多いのです。

追い風になっている時にいつも通りにボールを打てばアウトになるし、

いつも通りにトスを上げれば風に流されてフォームが崩れます。

テニスの練習で学ぶべきは、「まったく同じコンディションの日はない」を知ることなのです。

 

ビジネスの世界もテニスと同じ。

自分でコントロールできる部分とどうしようもない部分とがあって、

これから不況に陥った時に求められるのは、「その環境に合ったやり方の模索」です。

「今まで通り」続ければいいと考える人もいるかもしれませんが、

環境が変わっているのに「今まで通り」を続けるのは困難なこと。

上手くいってたやり方に未練がましくすがり続ける気持ちは分かりますが、

場合によっては「過去のやり方をすべて破壊して0から再構築してやる」くらいの覚悟はしておいた方がいいでしょう。

 

人間には本能や生理現象としての「脱皮」がないので、

意識的に執着を捨てて成長しようとする姿勢が大切です。

たまたま流行りに乗って成功していた人は、急に環境が変われば消えていきます。

ブログもyoutubeも、ネットビジネスの世界は今までが確変過ぎるくらいだったので、

これからが真価を試されるステージになると思います。

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