「チェストー」の掛け声について、元ネタとか

部屋の本棚を整理していて『ベルセルク』を読み始めたら止まらなくなってしまいました。

『ベルセルク』、面白いですねぇ。

これはファンタジーが好きとか嫌いとか、剣で戦ったりグロいのはNGという問題ではなく、

一人の男が人生に悩み苦しみながら、自分の道を探そうとする物語だから面白いんです(黄金時代篇とか特に)。

チェストーという掛け声

『ベルセルク』を読み進めていると、あるキャラクターが「ちぇすとぉぉおお」と絶叫しながら攻撃するシーンがありました。

ち…ちぇすと…?

chest
胸 – (男性の)胸囲(女性のバストに相当)。
櫃 – 収納などに用いる蓋の付いた大きい箱。工具を収納するものは工具箱を参照。

wikipedia

ちぇすと、チェスト、chest。

この掛け声って何なんでしょうか。

や、分かります、時代劇とか大河ドラマでもちょいちょい出てきますよね。

「チェストーーー」って叫びながら斬りかかったりするやつ。

「はあっ!」とか「ふんっ!」みたいに咄嗟に出る掛け声ではないし必死な時に選ぶ言葉でもないと思います。

 

ウィキペディアで調べたチェストの項目には続きがありました。

 

薩隅方言の一つ。薩摩示現流における気合いを入れるためのかけ声とされるが、地元でも通常は使われないという

 

薩摩の方言、そして薩摩示現流…だと!?

薩摩示現流(さつまじげんりゅう)は薩摩藩を中心に伝わっている古流剣術。

なるほど、チェストーの掛け声は剣道の気合のようなものだったんですね。

 

それで、なんで薩摩示現流の(しかも通常では使われない)掛け声を、『ベルセルク』のキャラクターが使ってるんでしょうか?

「チェストー」は漫画ではよくある掛け声の一つくらいの認知度だと思いますが、ゴリゴリのファンタジー世界で使われるのは相当な浸透度です。

『バガボンド』や『キン肉マン』でも使われていたし、「忍道戒(ゲーム)」でも見たことがあります。

チェストーの起源よりも、チェストーがなぜここまで漫画やドラマの掛け声として浸透しているのかが気になりました。

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2019年11月25日

チェストーの元ネタは空手、アニメ?

チェストーがここまで使われるようになったのには理由があるはず。

チェストーと言えば○○だよね」という代名詞的な作品や人物などの元ネタがあるんじゃないかということです。

そう思って色々と調べてみたところ、チェストーの掛け声を一般的にしたのはどうやら『空手バカ一代』のようでした。

それからもう一つ、「イナズマン」という特撮番組もチェストーを積極的に使っていましたが、

作品が始まった時期、現在の認知度からすると『空手バカ一代』の影響力の方が大きかったと思われます。

(『空手バカ一代』の連載開始は1971年、「イナズマン」の放送開始は1973年)

作品を見た子どもや学生がふざけて相手を小突く時などに「チェストー」と叫ぶ。

そんな時代を過ごしてきた漫画家や作家がチェストーの掛け声を自身の作品に取り入れた、という感じではないでしょうか。

 

ただ、実際にはwikiにもある通り薩摩示現流では「チェストー」という掛け声で攻撃をすることはないそうです。

「チェストー!」と絶叫しながら攻撃するのはやはり、『空手バカ一代』の影響が強そうですね。

それでは『空手バカ一代』はどこからチェストーを取ってきたのでしょうか?

作者の梶原一騎さんもつのだじろうさんも東京出身。

薩摩の古流剣術の(しかも普通は使わない)掛け声を知っていたとは考えにくいです。

 

ネット情報で恐縮ですが、同じようにチェストーの起源を探った人の情報によると、

チェストーが確認できる最も古い作品は『旅順攻囲決死隊 凝香園 (大正二年)』だったそうです。

チェストーが使われている部分がこちら↓

 

「ナアニ精神一到何事か成らざらんやです……チェストッ……」

 

「チェストッ……」って!!

「卍解ッ…!」みたいな感じで使われていますね。

…が入っているので威勢よくの絶叫でもないし、誰かと戦っている最中でもなさそうです。

大正時代に出された別の作品にも「チェスト」は出てきますが、ここでも「卍解ッ…!」の感じで使われています。

以上のことから、チェストーとは攻撃する時の掛け声ではなく「南無三」とか胸で十字を切る仕草のような、

腹をくくったり勇気を出す時のおまじない的な感覚で使われていた可能性が高いということですね。

 

そうなると今度は、『旅順攻囲決死隊 凝香園』はどこからチェストを持ってきたんだという話になります。

作者は薩摩方言を知らなくて、このシーンでの「チェストッ…」はただのくしゃみですよって可能性も0ではないはずです。

剣道で使われていないとしたら、気を強く持ったり頑張ろうってシーンでつぶやかれる方言説が濃厚だとは思いますが…。

 

「チェストー」をもっと知るためには図書館を利用したり、専門家に聞くなどする必要がありそうですね。

さて、時刻は15時を回ろうとしています。

本棚の整理はまったく進んでいません。

「何やってんだ自分は…」の後悔と叱責を表す掛け声ってありませんかね…。

フリーザの戦闘力(53万)に絶望しない方法を考える。

2019年7月31日

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渡辺
1990年生まれ

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