先日のこと。
タランチュラに襲われる夢を見ました。
僕はどこかの劇場で幕が上がるのを待っています。
ふと天井を見上げると黒くて大きなタランチュラがいました。
「こっちに落ちてくるなよ、絶対来るなよ…!」
そんな風に思っていたら案の定、タランチュラは僕の方に落ちてきました。
僕はパニックになって周囲をざわつかせます。
タランチュラはなんとか振り払ったものの、姿を見失ったので安心はできません。
係の人が来たのでタランチュラが落ちてきたことを力説。
その時、左足に違和感と痛みを感じたのでズボンを脱いでみると、タランチュラが僕に噛み付いていました。
「なんで僕だけ…!」
劇場版のクリリンのように情けない声を出してトホホな表情。
最悪の気分で夢は覚めました。
流れが悪いというか、運気が低くなっているような、
何もかも上手くいないと感じて、夢の中ですらリラックスすることを許されない状況。
今回は「何もかもうまくいかない人生」について考えました。
目次
何もかもうまくいかない人生

僕のように、幼少期から何をやってもうまくいかないと感じている人は大勢いると思います。
・皆ができていることを自分だけ失敗する。
・途中まで順調でも最後には滅茶苦茶になってしまう。
・やることなすこと全てがうまくいかない時期が定期的に来る。
こう感じてしまうのは、単にネガティブなせいだからでしょうか。
成功体験が少なくて自信を持つことができないからでしょうか。
内向的で気が弱いから成功を自分の力と思えないからでしょうか。
どちらにせよ、うまくいったことをうまくいったと思えない、成功体験として自信にすることができない性格の問題の気がします。
このような感受性は「負け癖」として自分の根っこ部分に刷り込まれていきます。
そして負け癖がもたらす弊害にはこんなものがあります。
・物事のネガティブな部分ばかり見てしまうようになる
・ネガティブなことばかり覚えているから被害者意識が強くなる
・チャンスに弱くなりチャレンジ精神が無くなっていく
・自分は何をやってもうまくいかないと思うようになる
おお怖い。
これだけでは単なる愚痴になってしまうので、
ここから先は自分なりの対策や向き合い方を書いていきます。
何もかもうまくいかないと感じて苦しんでいる人には、何かのヒントになるかもしれません。
何もかもうまくいかない時にイライラする

負け犬根性が骨の髄まで染み込んでいると、
不運が重なったり、立て続けに空回りした時に人生単位での否定思考が生まれます。
なんで俺だけ!いつも俺だけ!!!なんで!!!
俺!オレ!おれ!!!
なんで俺!ばっかり!いつも損して苦しむんだ!!!
という感じの癇癪気味の怒りと苦しみ。
そんな子供じみた僕が正気を保てているのは、
ひとえに向上心があったからだと思っています。
負け犬として苦渋をなめてばかりの人生にイライラしていると、
怒りや苦しみを通り越して急に冷静になることがあります。
「そもそもなぜ、無条件に全てがうまくいくと思っていたのか」
結果に一喜一憂する感情的なフェーズが終わり、
・何が駄目だったのか?
・どうすればよかったのか?
・今度こそはうまくやって甘い蜜を吸いたい
という分析的な思考と「今度こそは」という欲求が生まれてきます。
僕が向上心をいつどこで培ったのはハッキリしませんが、
後天的に身につけたとするなら、間違いなく読書経験が挙げられます。
それから環境要因として考えられるのは単純に友達が少なかったこと。
「何もかもうまくいかない、苦しい、辛い」
そうなった時に話を聞いてくれたり慰めてくれる人がいれば、
気晴らしに遊んだり飲んだりできるような人がいれば、
僕の溜飲は下がり、厳しい現実から目を背けてやり過ごすことができたかもしれません。
しかし、僕にはそんな友達がいませんでした。
うまくいかないことは、うまくいかせることでしか払拭できないし、
誰も頼れなくて自分にも運にも期待できないから、
自分のレベルを上げまくって現状を打破するしかなかったのです。
何もかもうまくいかない人生を変える方法

・環境を変える
・生活習慣を変える
・新しいことに取り組む
何もかもうまくいかない時によく挙がる対策としてはこういったものがありますね。
何もかもうまくいかないと感じている時には、実際にうまくいってるいってないの事実よりも、
気持ちが下がってネガティブになってしまうことが危険だからです。
そんな時はうまくいかない現状の中で、すぐに変えられる部分を変えてしまうこと。
その変化で心境の仕切り直しを図れるので有効な方法だと思います。
しかしこういった対策はすでに実践している方も多いと思うので、
ここから先は僕が独自に実践している考え方を紹介します。
何もかもうまくいかないままでいる
諦めとは違います。
結果に一喜一憂せずに淡々とやるべきこと、必要なことに取り組むという方法です。
言うは易し、あまりにも不運や失敗が続くと理不尽を感じたりイライラしてきますが、
そもそも物事なんて思い通りにいかないのが普通なので、
うまくいかないならうまくいかないままで、いつも一生懸命でいればいいのかなーという考え方ですね。
結果論ですが、うまくいかないことだらけの人生のおかげで、
うまくいかなかった青春時代は記事のネタとなり↓
うまくいかずに何もかも捨てて逃げたくなった経験もこんな記事になりました↓
「全ては途上」という考え方(失敗がないことの方が危険)
うまくいかないことが続くと感情的になってしまいます。
イライラする、なんで自分ばかり、辛い、苦しい。
しかし、どんなに感情的になっても結果は覆らないので、
具体的に次にどうすればいいのかを考えていく方向に思考をシフトすることが大切です。
うまくいかなかったことを経験値にできれば、反省データとして活用できれば、
失敗ほどうまみのある経験はありません。
失敗という結果だけにとらわれて、挑戦しなくなったり諦めてしまうのは論外。
失敗をマイナス方向の経験値にしてしまうのが一番もったいないです。
「全ては途上」と考えてチャレンジし続ける人でありたいですね。
それでもうまくいかないこと続きの時もある
これだけ頑張ったから、一生懸命取り組んでいるから、
「努力すれば叶う」というのもお門違いで、
努力して叶うこともあれば、何もしなくても叶うことだってあります。
同様に他人からの評価も正当に受けられることばかりではありません。
何か結果や成果を残しても誰にも評価されないことだってあるし、
いいものを作ったから必ず評価されるとは限りません。
ここで言いたいのは、
「自分の力だけではどうにもならない部分に期待していると、いつまで経っても満足は得られない」
ということです。
うまくいかなかったことが後々重要な意味を持ってくるかもしれない
希望的観測になりますが、今うまくいかなくて苦しいという経験も、
後から考えた時に「あれは必要なことだった」と思わされることがあります。
それは決して負け惜しみや欺瞞的な正当化ではなく、誰にでもそんな経験はあると思います。
極端な話になりますがスポーツの世界で言えば、
最初は友だちや兄弟よりも下手だったことが悔しくて、必死に努力していたらいつの間にかプロになっていました。
という人もいます。
もしもその人が最初からうまく出来ていれば、ハングリー精神が生まれずにそこそこの結果で満足して終わる選手だったかもしれません。
芸術の世界であればもっと極端。
うまくいかないことが、うまくいかないからこそ大成した芸術家は数多くいます。
人生、何をやってもうまくいかないと感じる時期は誰にでもあります。
その時に大切にしたいのはうまくいかないことに対して癇癪を起すのではなく、
現状を認めて次の1手を考えることだと思います。
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