夏の夜、眠れなくなると一人で外に出ることが多いです。
天神原に登ってさして綺麗でもない夜景や星空を眺めたり、
コンビニでアイスを買って公園で食べたり。
夜の散歩は寂しいようなワクワクするような、不思議な気持ちになります。
しかし、歩いても歩いても何も起こらなくて、
気だるい眠気に襲われながら、何でもない日常に戻っていきます。
夜の散歩は楽しい
夜の散歩は楽しい。
しかし、その理由を説明しろと言われると難しいです。
・非日常感
・絶妙なバランスの開放感と緊張感(冒険気分?)
・リラックス効果
・視覚情報が少ないから落ち着く
・自分の世界に入り込める
パッと思いつくのはこんな感じでしょうか。
僕が夜中の散歩を日常的に行うようになったのは中学の頃でした。
塾の帰り道、そのまま帰って寝るだけというルーティンが嫌で、少し遠回りして本屋さんに寄ったことがあったんです。
昼間は交通量の多い道路も夜は静か、どこにいたんだってくらい虫の鳴き声が響いています。
スーパーや薬局は閉まっていて、嘘みたいにひっそりとしています。
見慣れてるはずの道が妙によそよそしく見えて、本屋さんの明かりにホッとして、
普段読まないような雑誌をダラダラと立ち読みしてから、ゆっくりと家に帰りました。
何でもない経験ですが、これがキッカケで夜中に散歩するのが癖になったのです。
夜の散歩の服装
夜中の散歩は動きやすい格好であれば何でもいいです。
靴はスニーカーで服はジャージがおすすめですが、
職質されやすくなるという噂もあるので、暗い色は避けた方がいいかもしれません。
他に持っていると捗るものは以下の通り。
・上着(急に寒くなる時がある)
・音楽(ウォークマン、スマホ)
・反射材(安全のため)
・折りたたみ傘やレインコート
・懐中電灯、ライトなど
音楽は好きな曲でもいいけど、ラジオがオススメです。
夜の散歩は田舎がいい
夜の散歩は都会と田舎どっちがいいか。
個人的にはやや田舎が一番楽しいと思っています。
あまり都会だと夜でも賑やか過ぎて落ち着きません。
逆に田舎過ぎると暗すぎて何も見えなくて怖いです。
よって、都会と田舎の中間であるやや田舎が最強なのです。
街はひっそりと静まり返っており、街灯の灯りやコンビニの灯りは頼もしくも侘しいです。
誰もいない公園やずっと昔に潰れたお店は普段より存在感を持って輝き出します。
自宅とは違った孤独感と静けさに色々と考えさせられます。
夜の散歩はひとりがいい
夜の散歩は誰かとワイワイ歩くのも楽しいけど、ひとりの時も楽しいです。
なぜなら散歩中は思考がクリアになり、考え事をしたりアイディアを練るのに適している(と感じる)からです。
公園や神社など、普段は昼間に行くような場所に夜行ってみると少し不気味な雰囲気に気圧されます。
知らない道を選んで歩いているとインスピレーションが刺激されることがよくあります。
刺激されたからといってそれが何になるわけでもありませんが、
夜中の散歩中に思いついた記事のネタはたくさんあります。
夜中の散歩は楽しい
夜中に散歩している間だけは、何者でもない自分が許されてる気がします。
特に社会に疲れている人からすれば、
・他人の視線を気にしなくていい
・日中と違って時間がゆっくりと流れている気がする
・外なのに静かだというギャップが生む幻想的な雰囲気
こういった条件が生み出す特別感、非現実感はたまらなく楽しいと感じるはずです。
実際に歩いている時は実感がありませんが、後から言語化すると詩的なワンシーンだったと思う瞬間があります。
例えば、
夏の夜。
自転車を引きながら、川沿いを歩く。
ふいに見える奇妙なシルエット。
川幅のわりに随分と仰々しい水門に足を止める。
水門の階段越し。
今にも降ってきそうな満点の星空に、疲れた足はさらに重くなった。
どうでしょうか?
ちょっと陶酔が入った痛々しい夏の夜の夢が見えてきませんか。
妄想はさらに膨らみます。
高2の夏。
花火大会の後にマックで駄弁った後の帰り道。
「警察に補導されそうになったら、二人乗りで逃げようか?」
なんて冗談を言い合いながら君と歩いた線路沿いの田んぼ道。
言ってない。
そんなことがあったなんて一言も言ってないのに勝手に浮かんでくる記憶。
夏の夜はこんなことばかりしています。
明日のことなんて気にせず、すき家の牛丼サラダセット(並)を頬張りながら、
「学生時代の夏休みがずっと続いてるような感覚だなー」と嬉しいような寂しいような気分になりました。
おはようございます。
夜の散歩はいいですね。時々私も一人で散歩に行くのでわかります。
歩くことで考えが整理されることもあるので、身体と脳に良いこと
ではないかと思っています。学生時代の夏休みが続く・・・理想の生活ですね。
takafumiさん、コメントありがとうございます!
夏の夜は散歩ばかりしています。
大人になってから覚えた、体験した様々な遊びよりも、
こういう生活の方が自分は楽しいってことを最近特に実感しています。
「学生時代の夏休みのような日々」。
僕の目指す方向性、コンセプトがここに来て見えてきた感じです。
いい話だなーからの宣伝で草が生えた。
いや別に広告冷めるとか、
そういうのではないですけど。
むしろ頑張ってください。金を稼げば正義だって古事記にも多分書いてある。
ごくごくたまーに夜の散歩するとスマホのメモ帳が妄想ネタで埋まりますねぇ。
なめたろうさん、コメントありがとうございます!
そこは、はい…がっつり誘導してます笑
実験的に色々書いてるんで、こうして意見もらえるのは本当にありがたいです。
古事記にそんなこと書かれてるんですね。
原文でしょうか?知らなかったです。